花よりも花の如く 9 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592186564

作品紹介・あらすじ

TVドラマの撮影を終え、日常を取り戻した憲人。だが、共演者の琳を弟子に迎えたり、葉月を初めて挑む曲「春日龍神」の舞台である奈良・春日大社に誘ったりと、以前とは少し変わったところも…? そんな中、先生から二年半後に「道成寺」をやらないかと提案された憲人は――!? 2011年7月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 「台本をよく読んで状況をリアルにイメージしてしかるべきアク ションをする

    そしたら自然に感情生まれる』。

    龍神を演じることが 「楽しみ」 と言う憲ちゃん。 思っているのと逆のことを言ってしまうことってあると思うが それは自分をもり立てようとしているのか、 深層心理では本当に 楽しみなのか。

    大体三十代半ばで披く道成寺を、 アラサー記念に 披けばいい、と言ってくれる先生が有り難い。 やりますと答えてしまうのもまた日常の関だったのだろう。

    西門が養子に行った日の事を忘れていたのを
    人は嘘をつくと捉えるのは
    幼少の憲ちゃんが気の毒にも思うが
    見たいものだけを見て覚えて
    見せたい自分を選択するのは 必死で生きている証
    というのは良い考え方に思う。

    市祐先生が見にきた時、 自分の震えを
    武者震いだと言い聞かせるシーンが良い。
    別に浮かれている訳でなく
    必死に良かれと思ってやっているのに悔しいが、
    誰からも文句が出ないくらい死ぬほど稽古する
    と闘志を燃やすところが素晴らしい。

    家でも稽古したいと伝えたら、 自分達も考えていたのだと言って すぐさま行動に移してくれる家族がさすが過ぎる。
    良い家族だな。

    葉月さんは気が強そうに見えるけど、だからといって傷つかないわけでは当然なく
    事故が起きた時に一人ではなくて本当に良かった。
    自然になでなでしてしまう憲ちゃんも可愛い。
    こういう時に変な慰め方や、お前も悪いところがあると言ってくるのではなくて
    頑張ったねと言ってくれるのは本当に泣ける。
    しかも運転を代わってくれて、さらに気分転換させてくれるのが完璧で
    憲ちゃんが好かれるのはこういうところだろうなと思うのだ。

  • TVドラマの撮影を終え、日常を取り戻した憲人。だが、共演者の琳を弟子に迎えたり、葉月を初めて挑む曲「春日龍神」の舞台である奈良・春日大社に誘ったりと、以前とは少し変わったところも…? そんな中、先生から二年半後に「道成寺」をやらないかと提案された憲人は――!?
    (2011年)
    — 目次 —

    「三聲会GO!」特別編1 道成寺への道
    「三聲会GO!」特別編2 道成寺&花子への道
    附祝言

  • 2011-7-6

  • 道成寺をひらくことが決まった憲人。葉月へのもどかしい思いが恋と自覚しても、大きな仕事を前に、少し離れようか、と考えたりする。男心ってこんなかな〜。

  • 関 道成寺/岩船/熊野(ゆや)/胡蝶/春日龍神 Fly Me To The Moon

  • 久しぶりに 続きを読みました。
    お能のことも 憲人の人間関係も 心に染みる話であります。

  • 葉月さんとどことなくデートのような奈良での一日とその前後

  • 能への悩み一辺倒だった憲人が恋の悩みが増え、そして成長してきてます。

  • うわ、借りてから1年近く経ってら。
    反省…。

    相変わらず能に関する描写がすごくて、1度くらいは実物を観に行ってみたいと思わせる漫画。

    お話は相変わらず淡々と進み、でも確実に何かが変化しつつある。
    憲人を取り巻く環境とか、憲人自身の気持ちとか。

    色々続きが気になります。

  • 異色のお能マンガです(笑)しかし気がついたらどっぷりハマって、ついには本物のお能まで見に行くようになりました(゜∇゜) 和の心がちょっぴり学べるマンガです。

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著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

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