- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592187073
感想・レビュー・書評
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小さな幸せが連鎖していく、優しく温かみのある連作短編集。 脇役にいたるまで、人間の温かさに溢れている印象があります。
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街中を環状に走る電車の車掌・英と、彼の乗る電車の乗客の話。
複数の乗客が、少しずつ影響し合うストーリーが良かったです!
平和な、安心して読める物語でした。
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"「毎日毎日同じようなことをして
誰に褒められるでもなく
品物や名が後の世に残る訳でもない
……言ってて悲しくなってきたな」
「俺の友人が言うには それらもまた
世界の一部なんだそうですよ」"[p.184]
1巻もの。
1話でぐっと引き込まれる。ささいなものが繋がってぐるりと巡り巡っているのがよくわかる……。
全3話、3話通してキャラたちが繋がりあってるのがとても良かった。
「よろしくねチビ助」の青年の顔がとても良い、これぞ都戸さんの描く飄々とした青年という感じ。 -
誰もが、どこかで、見知らぬひとと繋がっていて、そういうふうにして世界は出来ているのかもなあとおもわせてくれる。
久しぶりに読み返し。やはり何度でも読み返したい一冊。 -
作者買いして大当たり。この先何度も読み返すことになると思います。丁寧で質が高いなぁ!出会いと別れはたくさんあるけど、一番多いのは出会わないこと。だから出会えたことに感謝だねって英さんがいっててじんわりしたよ。
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ふと目に付いたので,久々に取り出してきて読んだ,そして登録。ずっと気になってて,買おうかどうか迷って,それで買ってみた作品,だったはず。オムニバス形式は,題材でもある環状電車にも丁度合う,乗合馬車。列車の中で育った列車の中しか知らない車掌さん。しかし,それもまた世界の一部なんです。
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環状白馬線車掌の英さん
http://orecen.com/manga/hanabusa-san/ -
ARIA系。絵柄は今時のではないですが、温かくて優しい雰囲気のお話にはとても合っていると思います。
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「シティ」を巡る環状線の車掌・英(はなぶさ)さんと
乗客たちの出会いが紡ぐ小さな奇跡の物語が3篇。
どれも優しく温かく、ゆるやかなストーリーで、読んでいて心地良いです。
画面の構成も綺麗で、ファンタジーな世界観を引き立てています。
あと英さんイケメン過ぎです。こんな生き方したい。 -
結構前に読んだのですがブクログにはまだ登録してなかったらしい。
「環状白馬線」の中での小さな日常のお話。
大事件などは特に起きませんが、車掌である英(はなぶさ)さんや白馬線を利用する様々な人達の人生の一コマを丁寧に描いています。
初めて通して読んで、すべて繋がった時の感動はなかなか体験できないものでした(こういった表現方法は珍しくないのですが、多分個人的にストライクだったのです…)
トーン処理など画面もとても綺麗。
一巻で綺麗にまとまっており、あまり少女漫画を読まない方にもおすすめしたい一冊です。