夏目友人帳 19 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592193692

作品紹介・あらすじ

昔の同級生・柴田から電話をもらい田沼を連れて会いに 出かけた夏目。久々の再会の中で「外木の人形屋敷」の噂 を聞く。廃屋のはずの近所の屋敷から、夜な夜な何かの 動き回る音が聞こえるのだとか…。現地を訪れた夏目が そこで目にしたものとは? あやかし契約奇談第19巻!!
2015年5月刊。

感想・レビュー・書評

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  • どきどきしながらも、なんだかほっこりしてしまう、
    それがこのコミックの良いところ♪
    友人関係、妖かしたちとの話はほっこり系。
    久々にたっぷりレイコさんの話。夏目に繋がる2代にわたる温かい話でした。
    そして、的場。登場するだけでゾワゾワします。
    生まれたときから妖かしのダークな面を見てきたような、
    どんな歩みや経験があったか、気になります。
    夏目の祖父についても、今後展開がありそうで楽しみです(*^_^*)

  • 祖母(夏目レイコ)が残した友人帳により、妖怪の『名前』を返還したり襲われたりしている 主人公は夏目貴史(たかし)。

    夏目の昔の友人柴田から電話。
    沼田と一緒に会いに行き、そこで素人の作った「二体様」に出会う。
    蠱毒の人形版のようなもの。
    無事田沼家の御札とニャンコ先生によって払われた。
    石に花のような絵を書く妖怪がいる。
    師匠が弟子を探しながら。一度払わられてしまった弟子は、
    二度と修行した場所へは帰れない。
    一緒に旅をし続けようと師匠と弟子は旅立つ。
    レイコの妖怪譚。
    相変わらず勝負して勝つんだな。レイコは。
    箱崎邸で的場一門に出くわす。
    相変わらずどこか読めない的場。
    禁術に手を出し、制御出来ない人形を作り出し箱崎邸に逃げ込まれた。
    退治するために仕掛けを作っておいて、間一髪で夏目の功績。
    月に一度、的場の右目を狙ってくる妖怪。

    相変わらずの妖ワールドはちょっぴり悲しくも美しく。
    夏目も少しずつ心を開いていく。
    祖父の行方は未だ解らず・・・

  • 夏目19巻。
    構成は、以前出てきた友達柴田・田沼・夏目3人の「二体様」、石洗い様と弟子の「明日咲く」、珍しくレイコさんに感謝している妖「ゴモチの恩人」、的場さんの目を狙ってくる妖がでてくる「二つの輪」の4本立て。珍しく長編がない感じでした。

    これはもう私的には徹頭徹尾、石洗い様の話。
    露神の次くらいに好きかもしれません。
    ナナマキ様の前に、もう石が洗えなくなったアズマが出てきて二人が抱きしめあうところは本当にもう涙です。
    またいつか出てきてくれるといいんだけどな。

  • 第74話●二体さま
    第75話●明日咲く
    第76話●ゴモチの恩人
    第77話●ふたつの輪

  • ナナマキさまとアズマの話が泣けた。
    レイコさんの話もよかったし、田沼、柴田と夏目の関係もちょっとずつ変わってきてよかった。

  • 直接コンタクトが余りないソフトな転回なれど、妖ならではの昔からの話を紡ぐ、心あたたまる一巻。

  • 石の花

  • 的場一門、登場。
    それまでのほっこりな流れを不穏な空気に変えて終わってしまった。
    祓い屋を一緒くたに悪いものと括ってはいけないが、やり方が乱暴なのも確か。
    仕事だから仕方ないけれど、話が嫌な雰囲気になるのが困る。

  • 貴志のルーツに関わりそうな4話は種まき回か?。一方、レイコ譚といい、ナナマキとアズマ回といい、これだけ長く続いているのに、友人帳らしい物語を安定して出し続けられているのは凄いことである。

  • 「二体さま」で久しぶりに登場した柴田が元気そうで良かった♪大好きな犬の会が登場する「明日咲く」は今回一番好き(*´-`)夏目の祖母レイコさんが登場する「ゴモチの恩人」でレイコさんは無茶苦茶だけれど、優しい人だと再認識(^^)♪最後の「ふたつの輪」で的場一族はやっぱり恐いと思った(>_<)

  • 名取と夏目、夏目が人間・妖どちらを選ぶかの核心にせまるかと思ったら、単発系でまとめてきました。

  • 今回は過去に登場したキャラたちが再登場してる。
    強引な柴田に人形屋敷の幽霊に巻き込まれるわ、お祖父さんの遺品を龍が守っていた箱崎邸と的場一門の話とか。
    レイコさんの話と、石洗いの師弟の話はちょっと切なかった。

  • 少しゾワッとくるお話や心がホカホカするお話など今回も面白く読みました。人形が怖い… 夏目も人に頼る事ができるようになり、また成長してるなぁとしみじみ。石洗い様のお話とセンキとヒャッコVSレイコさんのお話が特に好きでした。柴田が再登場は嬉しかったし、的場も相変わらずで… しかし的場家因縁の敵がとても不気味ですね、夏目は今後いやでも関わっていくんだろうな。

  • やっぱりレイコのエピソードがお気に入りになってしまう。
    レイコのキャラ自体が好きなのかも。

  • 石洗いさまの花を見てみたい、と思った。

  • 石洗い様のお話にすごく感動!柴田もなんか好きだなぁ~
    つんけんしてる夏目もかわいい

  • 読み終わりました!

    夏目と田沼くんと柴田くんのお話良かったです。。
    夏目の成長が見られた回でした!


    最初の頃と違って、友達とよく遊ぶようになって
    妖かしのことも話すようになって
    時々頼るようにも・・・
    これからの成長が楽しみです(〃^^〃)




    石洗い様のお話は切なかったなぁ。:゚(。ノω\。)゚・。
    姿、形は違うけど
    ふと『幽落町おばけ駄菓子屋』に出ている
    水脈さんに似ているなと思い出してしまいました!

    悪いものを取りこんで浄化する
    でも弱ってしまったら浄化することも出来なくて
    自らが不浄になってしまうことが似ています。。


    最後は切ないなかにも、どこか温かいものがあり
    感動しました。゚+(。ノдヽ。)゚+。



    レイコさんのお話も見られて良かったです!
    これからどうなるんだろうと
    ドキドキワクワクしました。。

    色々と無茶する人だったのですね・・・苦笑

    でも最後良かった。。
    だけどレイコさんの心情がちょっと切なかった



    最後は謎だった祖父のお話が少しずつ出てきて
    どういう人だったのかなと気になりました!
    いつか祖父のお話も読んでみたいな。。

    的場さんも出てきましたね!
    的場さんを狙う妖かしが出てくるなんて、ちょっと心配です。。

    的場さんって悪い人のようにも見えて、
    どこか良い人そうにもみえる不思議な人ですね。。
    意外な一面が見られた回でした^^


    今回は名取さんが出なかったのが寂しかったな・・・笑

  •  も、たいがい夏目がかわいそうな子じゃなくなったし、アヤカシたちの造詣もこういう感じなのね、って思っていたのに、やられた。
     号泣したよ。

     「帰れぬなら旅でもしよう」って…。
     いかん、おもいだしたらまた涙腺があぶなくなってきた。
     
     人は、自分の存在理由を問い続けていくモノなのだと思う。
     そして、その存在理由の中に、自分のいるべき場所、というものも含まれているのだろう。

     アヤカシの話として描かれているけれど、それは夏目の投影であるのだと思う。
     いつか、夏目は藤原家を出ていくだろう。それは、彼が<大人>になる故のことだけど、でも、藤原家が彼にとって「帰るべき場所」であること。そして、決して彼はもう一人きりではないのだと、そういうことを、むしろ彼に認識させるための物語だったように思う。
     
     うん。どんなにその<場所>と<人>があっても、それに気づいてない、受け入れてない、では無意味だものね。

     と、嫌なヤツだと思っていた的場が、それだけじゃない人で…。
     なんか、緑川氏のお人柄がしのばれます。
     きっと、やさしい、そしてとてもしなやかな方なのだろうな。

  • 夏目格好良くなったなあ…としみじみ感じる。
    レイコさんはいつでも格好良いですね!

  • 夏目の旧友・柴田、まさかの再登場。Σ(゚Д゚)
    一応覚えてたけど、また出るとは思わなかった…でも作者的には準レギュラー枠らしい。笑
    『夏目』に出てくる人たちは基本的に優しい人ばっかりなので、柴田みたいな強引キャラは、話をいつもと違った雰囲気にしてくれて楽しいわ。ヽ(^∀^)ノ
    なんだかんだ言っても、彼もまた根は思いやりのある子だけれどもね♪

    今巻のお気に入りは、第七十五話「明日咲く」。
    アズマを受け入れるナナマキ様の姿に、自分を受け入れてくれた藤原夫妻との思い出を重ねる夏目が、切なくも温かかった*

    思いがけず的場一門に協力することとなったり、今回も色々大変だった夏目だけど、一人で何とかするっていう場面が徐々に減ってきたのかなと。
    助けてくれる相手は友人だったり妖だったりその時々で違うけど、何にせよ一人じゃないって心強いね。(´ⅴ`人)

  • -

  • 石に絵を描く師弟の話が好みだったー。

  • 夏目がとても成長している…! もやしでぼっちでヒステリックだった夏目くん、立派になったなぁ。頼もしくなっちゃって、でも相変わらずグーで殴るタイプだけど、なんだか感慨深いです。

    レイコさん日常編も収録、的場さんも登場の、充実の一冊でした。

    的場さん怖いけど、的場さんの話もっと読みたいなぁ。

  • 謎の祖父のことについてちょっと出てきたな。

  • 妖怪が見えることで孤独な少年期を過ごした主人公の過去、現在の出会いと別れを描いた作品。

  • ほっこりするし、涙もする。夏目が成長して(成長しちゃって!?)寂しい感じもする。妖とのつきあい方がすごく上手になっちゃいました。それは嬉しくもあるんだけど寂しくもあります。
    そしてひとつ言えることは、次巻の発売が来年だということ。涙が出ちゃう・・・。

  • いままでで、一番ホラーっぽさを感じた。

  • 外木の人形屋敷 二体さま
    石洗い
    レイコさんの日常の話
    箱崎邸と的場さんの影人形

    柴田君(人間の友人)、妖怪、祖母、祓い屋、と、異なる相手との関わり合いのお話で、それぞれ雰囲気が違って良かった。
    初期の頃の尖った夏目も好きだけど、今もいいね。
    的場さんについては、関わることで見えてくる相手のこと、みたいな、そういうのを描きたいのかなぁと思ったりなど。

  • 面白かった。

  • 容赦なく殴る、「俺に恩をうっておくのもおいしいかもしれないぞ」とかも含めてレイコさんっぽいんだろうなあ、夏目って。この発言のときいい顔してるし。
    ていうか、この発言って、「やってくれる」って確信がないとできないよね。その前の話も含め、やっぱり成長してるんだなあ…作中であんまり年数たってないけど←
    いろいろ肯定されたことで自信がでてきたというかね。
    二話はなんかうるっとする。
    その人がいるから、帰りたい。でも帰れない。
    じゃあ一緒に、別のところへっていうのがね。

    強くて、美しい。三話でふと思ったんだけど、レイコさん女性だし、そりゃあ強いけど、女子高生のときばっかり描かれてるわけですが、
    お嫁さんにさせられる、ことに反応したってことは、人間も含めて、強さだけじゃなくて、美しさも結構弊害になったのかなあ。
    謎が多いひとだなあ。

    意外と進まないようで、進んでるなと。
    まあ、従来の漫画は四つのエピソードが限界だけれども。
    いつか、夏目の将来的な話も書いてほしかったり。

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著者プロフィール

漫画家。熊本県出身・在住。血液型はB型。1998年、第18回LMGフレッシュデビュー賞を受賞した「珈琲ひらり」(『LaLa DX』(白泉社)11月号掲載)でデビュー。2000年、「あかく咲く声」で第25回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。

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