- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592196822
作品紹介・あらすじ
少年少女囲碁大会の次なる相手は、和歌のかつての囲碁友達だった葉月。その圧倒的な実力の前に窮地に追い込まれる和歌は…!?さらに対局が進むにつれ、葉月の和歌への想いが暴走をはじめる!?果たして和歌は優勝することができるのか!! 2013年7月刊。
感想・レビュー・書評
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飄々としている師匠も苦悩があるのね。見せないけど。見せないことで苦しむ人もいる訳で…
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この表現が正しいか、それは私には判らない
ただ、誤解を招いてしまい事態も承知で、自分に素直になるのなら、「ここまで暴力的な、少女漫画は今まで読んだ事がない!!」と言うしかない
むしろ、少女漫画のジャンルに入れるのが間違っているのでは、と思ってしまうほどの、火花散る激戦が繰り広げられている
私はほったゆみ先生の『ヒカルの碁』を一度しか読んでいないので、こう断言していい立場じゃないのだが、それでも、「こっちの方が明らかに面白い!!」と訴えたい
改めて、思い知らされた
感動的な絵画(私にとっては天野喜孝先生や、KAGAYA先生、SHU先生のそれ)を目にした瞬間は鳥肌が立つものだが、衝撃的な漫画を読んだ瞬間は毛穴がブチ開くものだ、と
花とゆめコミックスだからって、少女漫画の括りに入れていいのか、本当に
王道バトル漫画顔負けなほど、闘争心を漲らせ、純真な魂を、性別・年齢など全く関係なく、ぶつけあっている。これで、毛穴を開くなって方が無理な話である
熱い、って表現すら生温いっっ なら、何と言うべきか・・・・・・眩しい、だろうか? 自分の全てを、指に挟む碁石に籠められるキャラが放つ、氣と呼んでも過言じゃない、強すぎる煌きは読み手の目を焼き、肌を焼き、魂も焦がしていく
想像を絶するほどの歴史の中で、研鑽だけを重ね続けてきた、囲碁ってゲームだからこそ、コレほどの内容になるんだ、と思う
迷走気味の、中途半端な内容の少年漫画が、苦笑してしまうほど、この漫画の前では瞬く間に霞んでいく
勝負も、恋愛も、人間ドラマも、歓喜も、葛藤も、渇望も、全部、『星空のカラス』には詰め込まれている。しかし、誤解して欲しくないのは、この漫画の凄い所がそこじゃないって点。それだけ詰め込んでいるのに、ストーリーが破綻してないトコだ
まだ、2巻目なのに判るかよ、と言われそうだが、2巻目だからこそ判ってしまう、そこが『星空のカラス』の凄いトコで怖いトコ
読み手は大抵の漫画を読んでいる時、その作品に感情移入し、自分が作品内のキャラになってしまったような妄想混じりの錯覚に囚われる
しかし、『星空のカラス』で、それは叶わない。和歌と総司を初めとしたレギュラー陣が発す、上にも記した『氣』が並大抵じゃなく、呆気なく、作品の『外』に弾き出されてしまう。悔しい事に、私達、読み手はただただ、囲碁に人生だけじゃ足りなくて、全部を喰わせる彼らの魂の削り合いを、ページ越しに見つめているしか出来ないのだ
そう言う意味では、作中の和歌の『悔しさ』だけには唯一、共感が出来るのかもしれない
けれど、だからこそ、モリエ先生には『星空のカラス』を全力で描き終えてほしい、私達、読み手に気を遣わないで
極端な話、このレビューを書いている今現在、個人的に実写化して欲しくない少女漫画第一位。和歌や総司らの放っている『熱』を、生きている人間が再現できる、とはどうしても思えないから -
『天地明察』を思い出した。
囲碁の碁盤にある、中心の点は北極星を表しているという説がある。 -
「ヒカルの碁」並に囲碁要素期待して読んじゃうと、ちょっと物足りないかもしれない。
だけど、少女漫画として、恋愛要素と何か一つに打ち込む青春要素が楽しめる。
今のところ、はせ君とどうなっていくのかと、葉月がこの先どう関わってくるのかと、鷺坂とは恋愛的に発展しちいくのかの三点だけが気になる。 -
はーちゃんがヤンデレで素敵。
「もう好きになっちゃったよ」はすげー殺し文句だな。 -
前作より勢いが…?
でも次巻は気になります。