愛蔵版 蛍火の杜へ (花とゆめCOMICSスペシャル)

著者 :
  • 白泉社
4.43
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本棚登録 : 1341
レビュー : 169
  • Amazon.co.jp ・マンガ (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592198406

感想・レビュー・書評

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  • この本はアニメの蛍火の社へを見て、読みました。決して触ってはいけない
    夏だけあえるという二人の関係…


    とりあえず、ギンかっこいい!∑d(ゝω・●)

  • もういい歳なのに泣いてしまった。
    ギンのキツネっぽい顔と横顔がとても好き。
    本編以外の読み切り2編と描き下ろし番外編もとてもよい。

    私は基本的に、大事な出来事を台詞のみで説明する作品は好きではないのですが、無駄な描写をせずに、短いセンテンスで出来事を推測させる台詞選びをしている作品は本当に素晴らしいと思う。
    緑川さんの作品は全部そんな厳選された台詞が多くて、本当にセンスのある人で、そして丁寧に丁寧に、一語一語拾ってらっしゃるのだなあと感嘆する。
    「蛍火の杜へ」だと、物語最初の方でギンが蛍に「お前は恐がらないね」と言う、そのたった一言で、ギンがこれまで出会った人間たちに恐れられている場面がなくても、そうであったことがわかるわけです。

    無駄な台詞もコマもまったくないからこそ、物語が結晶のように純化されて心を揺さぶられるんだろうなあ、としみじみ。

  • 以前読んだことがあるのですが久しぶりに読みたくなって購入。

    表題作が一番好きです。
    先生の描く世界は相変わらずどこか悲しくて、でも優しくてあったかい。

    結末はどうあれ、キャラクター全員の未来を応援したくてたまらない。
    先生の描く世界は可愛いですね。

  • 映画を観て、原作が気になったので購入。
    ほっこりほっこりなんですが、やっぱりお別れのシーンは切ない!

  • 『飛びつけばいい 本望だ』

    映画化したと聞いて読んでみた。

    人に触れられると消えてしまうギンと
    ギンに会える夏を心待ちにしているほたる。

    基本的にはハッピーエンド派だけど、
    こーいうせつない感じのもたまには良いよね。

  • 3作とも緑川先生ならではのとても優しい世界観の作品。
    「蛍火の杜へ」・・・結末が予想出来るけど、この世界観と表現が切なくてそれが好きです。映画観に行きたい。
    「体温のかけら」・・・想い合ってはいるけれどどうにもならないことって、なきにしもあらずで本当に辛い。
    でも、それを爽やかに優しく表現してくれて、それがとても響きました。
    「星もみえない」無邪気な主人公の男の子の心の移り変わりがかわいいです。

  • 星も見えないは好きだ。雑誌掲載時から収録を楽しみにしていた。緑川的ナンパな少年・才谷と、美人だけれど人を寄せ付けない雰囲気を持つ石田。二人の距離の縮め方のありようはたどたどしくも、確かに思いを相手に伝えて。才谷の友人達もいい味を出している。

    が、初見の体温のかけらがイマイチ。
    竹田から吉尾への思いがよく解らないままに吉尾の押し切り勝ちみたいになっていて、竹田の彼女の谷崎さんが可哀想というか。これ、ハッピーじゃないの彼女だけだよな。俗な言い方すれば、略奪愛だもの。
    まぁ単純に吉尾好きになれなかったのが一番。最終的に竹田も嫌いというか、苦手になった。緑川作品では珍しく…や、くるくる落ち葉も主役二人好きじゃないが、うん。
    少年少女の未熟で身勝手な、でも大切な気持ちや感情が誰かを傷付ける、その傷付けられた誰かがきちんと描かれていないように感じられて、結局何を伝えたかったのかと。意地悪なものが描きたくて、という言葉をどう受け取ればいいのだろう。尻窄みな印象だけが残った。

    後、以前収録されている作品を新たに未収録短編と抱き合わせで出されたことへのちょっとした不満からこの評価で。蛍火自体は以前書いたので割愛かつ評価対象から外した。
    書き下ろしも何となく消化不良。とってつけた感が否めない。うーん、嫌いじゃないけど好きでもない。

  • ■書名

    書名:愛蔵版 蛍火の杜へ
    著者:緑川ゆき

    ■概要

    人でも妖怪でもない不思議な存在の少年と、人間の少女が織りなす、
    優しく切ない、恋の物語。
    愛蔵版では「蛍火の杜へ」本編&描き下ろし特別編+読み切り
    「体温のかけら」・「星も見えない」を収録。
    (From amazon)

    ■感想

    表題の物語は、元の本を持っているのでしっているのですが、愛蔵
    版ということで、新しい短編のほうが読みたくて購入しました。

    表題の物語は、元のものと大きく変わりませんが、多少加筆されてい
    ます。相変わらず、切ない恋物語です。
    本当にやり場のない感情に襲われる感じですね。

    ほかの短編2編も、負けず劣らず切ないですが、表題と違い2つとも
    ハッピーエンドになっています。

    この人は、相変わらず一方通行の恋を最後には成就させるパターン
    がうまいですね。こういう展開が好きなんでしょうね。
    (いくつかは成就させない場合もありますけど、基本的には、片思い
    から始まる物語です。)

    表題は、今度映画になりますが、これ、間違いなく泣けます。


    この人、もう少し絵が上手ければいうことないのにな~~
    (線が細く、少し絵が雑に見えるんですよね。物語がいいのに勿体ない。)

  • 「蛍火の社へ」の映画見に行った帰りに買ってきました。



    原作を読むと分かるんだけど、映画は原作のコミックで描写されていた背景とか、妖怪とかほぼそのまま映画にしているんですね。 ただ原作をそのまま映画にするには短いからか、原作に無いシーンも映画には若干追加されていましたが、原作で語られなかった部分を膨らませて追加したような感じになっていました。

    そのためか、映画と原作を比べると原作の方が短いのだけど、その分成長しないギンと、人としてどんどん成長していく蛍との対比が際立ち、いっそう鮮烈な物語になっています。



    愛蔵版には新しくギン視点の日常風景を描いた漫画が追加されています。 蛍の居ない日常でギンはこういう日々を送っていたのだろうという物語だけど、余分と言わざるを得ない。 あの二人の物語はあれで終わり、それで良かったんじゃ無いかと思う。



    蛍火の杜へ、の2本のほかに2本の短編「体温のかけら」と「星も見えない」が入っている。



    こちらも蛍火の杜へと同じように恋に絡んだ物語で、どちらも余韻の残るいい物語になっている。



    緑川ゆきさんは「夏目友人帳」で有名になったが、やっぱりこういう恋と別離の物語がとても上手いし、こういう方向でもがんばってほしいと強く思う。

  • 単行本を持っていますが、ファンとしては揃えたいと映画公開と同時期に購入しました。描きおろしのお話を読んで優しい気持ちになると同時に少し切なくなりました。
    ギンと蛍の2人が大好きです。

  • 映画を先に観たが、原作とほぼ同じく、切ないけれど素敵な話だった。番外編もまた素敵な話だった。「蛍火の杜へ」とは関係ない読み切り2本も悪くはなかったが、「蛍火~」があと2本あるともっとよかったな~

  • 蛍火の杜へ、は再読。その他の短編もステキなストーリー。元来、善意に彩られた物語は、時に陳腐なものとなりがちだが、著者の作品はそういうのが少ない。確かに話の展開に危ういところもあるのだが、淡いが真摯に向き合う姿勢が、各々の登場人物において保たれているから、性善が欺瞞にならないのだろう。

  • やっと触れられる…その言葉に涙腺が…
    アニメもみたいです。

  • 表題作は何とも甘く切ない喪失感を伴う読後感!
    壊れ物をそっと手に取るような、儚げな印象。
    アニメ映画も見に行きましたが、原作の完成度の方が圧倒的すぎです。

  • 緑川先生やぁ~

  • タイトルとあらすじにひかれた。
    『夏目友人帳』も人気があることは知っているし、本作もブクログ・アマゾンで高評価だったので購入。

    蛍火の杜へ、体温のかけら、星も見えない、蛍火の杜へ特別編。

    表題作は、題材はいいのだけれど、なにせ読み切りだから急ぎすぎ。
    もっとゆっくり、全4話(全1巻)くらいにまとめられていたら良かっただろうなぁ。
    そういう意味で、残念。
    よんで昼寝したら、ふしぎな夢をみたよ。
    ほかのおはなしは、荒削りな少女マンガ。
    一度よめばじゅうぶん……私が年をとったから楽しめていないだけかも。

  • 評価が高かったのと夏目友人帳が好きなので購入しましたが先の展開が読めてしまいました。
    この作者なら最後はきっとこういう風に別れが来るんだろうなー、と思ってたら本当にそうなりましたし、ストーリー展開が無難すぎてなんだかどこかで読んだことのある気がする。という既視感が何度も。
    一冊完結作品なんだし、どうせならもっと冒険しても良いと思う。
    とはいえ消える寸前に抱き合う二人の幸せをかみしめた表情も、全体的にまとう透明感、ピュアな空気は清々しい。

  • 4つのお話からなる一冊。
    どのお話も切ない…


    蛍火の杜へ
     夏だけおじいさんの家に遊びに来ている少女蛍。
     彼女が6歳の時に森の奥で迷った時に出会ったギン。
     彼は 人に触れられたら消えてしまう という。
     二人の時間が始まる。夏限定で。
     いつしか二人は惹かれ合う。
     森の中での夏祭り、蛍が高校生になってギンが案内。
     その時紛れ込んだ人の子供を助けたギンは消えかかり
     消える寸前にお互いに抱きしめあった。
     消えてしまったギン。最後に告白を残して。

    体温のかけら
     竹田が引っ越してきてから11年。
     ずっと想い続けている吉尾。告白したが届かず。
     お互い、思い合っているのにきちんと向き合えず。
     ただ、壊れない関係を保っていた二人。
     竹田彼女が出来均衡が崩れ。
     吉尾はそれでも諦めきれず。
     竹田彼女が出来た人で『苦しめているのは誰?』と。
     その言葉を受け、竹田は吉尾の元に走る。

    星も見えない
     チャラ男の才谷は偶然美人の石田と学校でぶつかる。
     ここで初めて才谷は石田と 話してみたい と思う。
     石田の父親の都合で突然引っ越すことになる石田。
     初めて告白する才谷。
     多分…受け入れたんだろうな。石田は。

    蛍火の杜へ〜特別編〜
     蛍とギンの淡い恋のお話。
     二人とも可愛く切なく。
     ギンサイドから見た、ギン消滅の少し前の思い出話。
     愛が深い二人です。

    とにかく切ない‼︎
    ここまで切ないストーリーを描く緑川氏に脱帽です。

  • 久しぶりに心にしみるお話。緑川先生が今まで描いてきた漫画の中で迷いなく描ききった作品とのこと。お面の上からのキスは言葉にならないくらい美しい。

  • 蛍火の杜へ、体温のかけら、星も見えない、蛍火の杜へ 特別編
    収録。蛍火の杜へ特別編、ギン視点からのエピソードなのが、新鮮でした。どの短編も切ない系です。蛍火の杜へは、ギンと蛍の会話が読んでいて好きだなぁってところが、多いのですが、夏が来る度に変わっていく二人の関係と変わらない想いが、素敵です。ふふ、何かデートミタイデスネー、色気のないデートデスネー。デートみたいデスネー、デートなんデスネーというふたりのシーンが言葉遊びっぽくてとてもお気に入りです。

  • 表題作の他、「体温のかけら」「星も見えない」、描き下ろし「蛍火の杜へ特別編」収録。妖怪たちが住む山神の森で出会った、妖怪ギンと人間の少女・蛍の切ない恋の物語。
    触れてしまうと相手が消滅してしまうなんて…。ラストの余韻も素敵、特に妖怪の台詞がお気に入りです。描き下ろしのギン視点の物語も良し。他読み切り2作といい、切ないお話が上手い作家さんなんですね。ただね、個人的に絵が好きじゃない……。もっと上手くならないかな〜と毎度思います。『夏目友人帳』がどんなに話題になっても、読む気にならないんです。ごめんなさい。

  • 切ないなあ

  • 触れあえる時はそのまま別れの時だけれど、それでも本望の時で、ギンも蛍も笑顔であることに涙が出る。表題作以外では「星も見えない」が好き。全ての話が、どうにも切なくて愛おしい。

  • 表題作は、読んでいるこちら側は急に放り出されるような、そんな終わりかたをする。偶然出会って、一緒にいるだけで楽しくて、それでもどうしても近づけない距離がある。それをあとくされなく、だが、強烈に印象づけてくれるお話だった。
    その他の話もなかなか切なさあふれるもの。

  • 二人の触れない触れ合いが切ないです

  • 短編が4本収録されています。
    それぞれが切なくて、胸がキュっとなるようなお話でした。

  • 絶対叶わないってわかっててもひかれてしまうのはひかれてしまうのです。
    どちらも互いを想いあっていて切ない。

  • 特別編の松蓑の「迷うて… 迷うて… 腹が減って… ………… 大事な柿を食べてしもうた…」がなぜか泣ける。

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著者プロフィール

緑川 ゆき(みどりかわ ゆき、1976年5月23日[1] - )は、日本の漫画家。熊本県出身・在住。血液型はB型。
1998年、第18回LMGフレッシュデビュー賞を受賞した「珈琲ひらり」(『LaLa DX』(白泉社)11月号掲載)でデビュー。2000年、「あかく咲く声」で第25回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。

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