愛で痴れる夜の純情 禿編 (花丸コミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 478
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592204411

感想・レビュー・書評

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  • 絵がとっても綺麗で、ジャケ買い☆

    男の廓でトップを争う綺蝶と蜻蛉。
    好きあっているのに結ばれてはいけない関係。
    二人ともめちゃくちゃ綺麗なのに、ちゃんと男なところがいい。
    着物姿でのあれこれが、めっちゃエロい。
    綺蝶さんがカッコイイ♪
    この二人の幸せな未来がみたいな。。。

  • 吉原の遊女が男性という設定の話。(描いてないけど女性のお店もあるのかもだけど)幼い禿の時代から仲良しだった2人が仄かな恋情を育みつつ、やってくる水揚げ、客取りの時を迎えて、関係性を変えていく…という展開なので、基本的に障害が多すぎてせつない。2人が真のハッピーエンドになることはなさそうな空気だけど、それえも花魁ものは好きだなぁ。

  • 吉原の遊郭の話。
    受けがツンデレで可愛い☆
    何回も読み返しました!
    ライバル同士で好きあってるけど、、
    うーん続きがかなり気になります❗️

  • 再読。漫画はやっぱすごくわかりやすい。原作とは違う描かれ方してるし、何より樹要さんの描き方がすっごく上手。

  • 原作を漫画にしたからなのか、話の繋がりが上手くなくてイマイチ分からないところが多々ありました。
    絵はすっごい綺麗だから、男なんだけど女に見えてしまうし、エロでやっと男だと思えるBLっぽくない作品だと思いました。ストーリーも吉原を舞台に描くなら、もっとお勉強して描いた方がいいです。最後、あんなあっさり出来るのか?とか普通に疑問いっぱい思ったりしました。
    絵もストーリーもよかったために、もっと上手く描いてほしかったです。

  • 原作有りみたいです

  • 小説、花降楼シリーズ『愛で痴れる夜の純情』のコミック化。
    「禿編」「傾城編」「華園編」の三冊で構成される。
    作画はシリーズの挿絵を担当している樹要。

  •  絵がきれいだ(*´д`*)
    可愛い~♪

    じゃれてる姿にグフグフするよね。
    綺蝶も可愛いが、子供の頃の蜻蛉が本当にお姫様。

  • 鈴木あみさん原作の小説「花降楼シリーズ」から、”綺蝶”と”蜻蛉”の恋愛を描いたお話のコミック版。

    色子同士の恋愛などもっての外、想い人が居ても客を取らなければ明日は無いという環境の中で、成就しないのならせめて一番特別な存在でありたいと、蜻蛉に対しわざと挑発的な態度をとる綺蝶の独占欲。
    そんな綺蝶の変化に戸惑い傷つきながらも、強気な性格上、素直になれない蜻蛉の苦悩。
    どちらも切なくて、悲しくて、そして美しい。

    しかし、飄々とした綺蝶×ツン美人な蜻蛉。萌えますね~。
    こうしてマンガで見ると、襦袢や髪の乱れが凄まじく艶っぽいです。


    そして何より、この表紙!!
    色鮮やかで華やかで、艶めかしさと優美さが共存しており、「花降楼」の雰囲気にぴったりでした。


    私の場合は原作既読だったので、二人の関係性や気持ちを理解した上で読めているけど、このマンガだけで、この作品の魅力が十分に伝わっているのか?はファンとして、多少心配ではありますが。

  •  舞台は売春防止法が廃止され、一等赤線地区が復活し、昔ながらの遊郭や高級娼館が再建され、遊里としての姿を取り戻した吉原でのお話。
     今や犬猿の仲とまで言われ、花降楼で「双璧」と言われている、気位の高い蜻蛉と、気さくで面倒見のいい綺蝶。
     けれど、禿・新造であった頃の二人は、まるで子猫同士がじゃれ合うように、仲がよくて……

     ということで、今や御職争いをするまでにもなった二人の子供の頃の話です。
     幼い頃の二人は本当に仲が良くて、二人で支え合っているような感じだったのですが……
     ある日、綺蝶の水揚げが決まって、綺蝶が他の男に抱かれてしまうことを蜻蛉が知って暴れてしまったところから変わっていく。
     綺蝶は自分の仕事は「仕事」としてきちんと割り切れて、その中で如何に最善の方法でそこから抜け出すか、ということを考えられるから遊郭でもやっていける。
     でも、蜻蛉はそんなに簡単に割り切れなくて……
     そして、綺蝶はそんな蜻蛉の性格を知っているからこそ、自分の本心をもう、口にすることはできない。だから、本当にしたいこととは逆へ逆へとやってしまう……。
     でも、さすがの綺蝶も蜻蛉に「大嫌い」と言われて、キレてしまい、蜻蛉を抱いてしまう。
     遊郭では色子同士の恋愛はご法度で、おまけに蜻蛉とキズものにしてしまう行為は持っての外! 本来ならば、今居る所よりも更に下の見世に売られてしまってもおかしくない事態に、綺蝶は「蜻蛉に近づかないこと」を条件に、二人とも今の見世におかせてもらうことにする。

     もう、この辺りが切なくて、切なくてしょうがない。
     お互いの気持ちはちゃんと、お互いに向いてるのに、それを素直に表すのはご法度。
     それをしてしまうと、お互いの生命すら危うくなってしまう。
     おまけに仕事では本当に好きじゃない人と身体を重ねる行為をしなくちゃいけない。
     本当に好きな人とはできないのに、好きじゃない人とはしなくちゃいけない――この辺が、娼館が舞台となっている小説の醍醐味なのかな……と、思いますし、この本ももれなくそういう風に切ないです。

     早く出るためには、相手に対して、「いっぱいの男に抱かれろ」ということと同じなんですもんね。

     すっごく切なくて、切なくて、早く続きが読みたくなります。

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