花よりも花の如く 15 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
3.66
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  • (1)
本棚登録 : 277
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592210054

作品紹介・あらすじ

バレンタイン以降、すれ違いの日々が続く憲人と葉月。一方、お遍路の旅を進める美潮は着々とゴールに近付いていて…。
2016年3月刊。

感想・レビュー・書評

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  • テレビでもいいと言われたからと言って
    ドラマのワンシーンで見たのを「能を見た」と言ってしまうのはちょっとびっくり。
    恭子先生、短い出番だけれど気持ちの良い人だ。

    周りに人がいるところで好きだと言われるより
    嫌いだと言われる方が自分なら余程恥ずかしい。
    憲ちゃんにチョコを渡せなかったなら私なら
    とっておくか自分で食べてしまうが。
    人に渡すのは、しかも2人の共通の知人に渡すのは
    気付いて欲しくてわざとなのか。
    そうでないにしろちょっとデリカシーが無いと感じる。
    望さんの対応はスマートだが、憲ちゃんも流石に受け取れないだろう。

    楽くんはとても良い。
    清経の話で突然憲ちゃんが怒っても応じるし
    休眠打破の話を出すところが素晴らしい。
    寒さを乗り越えないと花を咲かせられない。
    琳さんもわざわざ話題を失敗したかもと
    言いに来てくれる心配りが流石だ。

    西門との間に色々あるのが当人同士の問題では無いのに
    苦しいなぁと思う。

    琳さんの『現代でもみんな戦ってる』という言葉が響く。
    いつの時代でも普遍的な苦労があるし
    その時代特有の辛いこともある。

    結願の場所に居合わせたい気持ちは分かるが
    自分ならひとりで回りたい気もするし難しい。
    少なくとも憲ちゃんと葉月さんの間では事前に相談してからの方が、と思ってしまう。

    サヨナラが満開、寂しい言葉のようにも聞こえるけれど
    別れがあるから出会いがあり、新しい旅が始まる。

  • バレンタイン以降、すれ違いの日々が続く憲人と葉月。一方、お遍路の旅を進める美潮は着々とゴールに近付いていて……。
    (2016年)
    — 目次 —
    休眠打破
    Something Old Something New
    「花よりも花の如く」上演記録[肆]
    附祝言

  • 2016-3-5

  • 大切な人の死を省みる。描写は淡々と美しい。

  • 前巻があまりにも面白くなかったので、流し読みしてしまった。
    前巻よりも面白くなっているかなぁ。。。
    恋愛が中途半端な感じ。でもまぁ実生活において相手の感情なんて判りもしないので、このモヤモヤ感は現実味があるのかなと。

  • 花よりも花の如く 15 成田美名子
    およそ1年ぶりの新刊。すっかり話忘れちゃったし、話の進みは遅いし、半分惰性で読んでる感じ。
    29

  • 201603/ケントと葉月の年齢のわりに幼いとこが気になるけどある意味浮世離れした世界ゆえか。でも成田先生ならではのふとしたセリフや物事の展開にグッとくるのでさすが。

  • 多忙な能楽師のケントと
    ジャズピアニストであり女優さんな葉月さんとの恋は
    すれ違い多し……?

    彼女のスケジュールの把握がお仕事用のサイト頼りっていうところに驚いたり
    いや、そこはもっと聞いとけよと(苦笑)

    それにしても、ケンちゃんという人は、
    本業のお能にも、プライベートの恋にも、なんにでも全力投球なんだなと感心してしまった
    それから、なんにでも深読みをしてしまうという
    長所と短所が紙一重なところが、ケンちゃんの魅力といえなくもない?

  • お遍路ネタが癒しと仲直りの両方に役立っていた。
    それにしても、いつのまにか憲人と葉月さんはカップル成立で安定しちゃっている。しかも葉月さんは、いくらストーカー被害者とはいえ、年齢のわりに恋愛態度が子供っぽすぎないか? あの程度のことで、だいっきらい!と怒鳴られて何ヵ月も連絡が取れないって、かなりめんどくさい恋人だよなぁ。
    それまでも葉月さんは、真面目な分、許容度の狭い女性だなと感じていたけれど、今回はかなり魅力downで残念でした。

  • 人によっては綺麗ごとかも知れないが、一つの処方箋。

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著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

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