嘘解きレトリック 9 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 202
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592214694

作品紹介・あらすじ

左右馬への恋心を自覚した鹿乃子。二人で事件を追いながらも意識してしまうが、史郎に鹿乃子がさらわれてしまい…。
2017年12月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 史郎が馨の名を騙って
    伯爵家の火災事件に関わっていたらしい。
    知らせを聞いた左右馬。
    その正体を追う最中になんと
    鹿乃子ちゃんが当の史郎にさらわれた。

    ここへきて史郎の素性もわかったし
    彼が鹿乃子ちゃんの力を
    必要としている理由もわかったけど…。

  • 抜群の展開!これは文句なし!素晴らしい!!/間違いなく一つのクライマックスに向かって走り出している。本当にいいドラマだ。

  • 嘘つき麗子さんの一件で自分の気持ちに気付いてしまい、今更ながら照れて戸惑う鹿乃子。そんな中、雅が持ち込んだ話で史郎さんの正体がついに判明するっぽい流れに。
    鹿乃子を浚った史郎さんに静かに焦る先生が中々珍しくて良かった。追跡に今までの縁が役立っていく感じがクライマックスっぽくて好き。
    一方で史郎さんの事情を聞いた鹿乃子はやっぱり史郎さんに感情移入しちゃったね。いや、でもこれはやっぱするよね。初めて出会った同じ力を持っていて境遇も共感できる存在だし。史郎さんの過去は村で疎遠にされていた鹿乃子とは比べものにならないくらい悲惨。個人的には武上さんは純粋に助けようとしてくれたんじゃないかと信じたいな。

  • さらわれた鹿乃子と、ずっと謎だった史郎の真相。
    鹿乃子と左右馬、史郎と武上の関係が似ていて、その関係がどんなウソよりも大切であるということが切ない。
    さらわれた鹿乃子を探す左右馬が、みんなの手を借りてたどり着いていて感動した。

  •  史郎さん、本格的に動き出しましたね。
     何かもう…こいつも鹿乃子ちゃんのこと好きなんじゃねぇの!?

  • ※1~9巻までの感想をまとめてこちらに。

    人の嘘が聞き分けられる能力を持つ少女・鹿乃子と,貧乏だけど気のいい天才探偵・左右馬が織り成す、レトロモダン路地裏探偵活劇。
    あまり推理モノという感じはなく‥というか、先生のキャラに引っ張られて若干ギャグ漫画化してるような!?笑
    まぁそこは鹿乃子ちゃんの性格(や能力)とバランスがとれていて、基本的にはほっこりするような話が多めで良いね*

    なんといっても、探偵助手コンビの描き方がうまい!
    このままで充分完成された信頼関係で結ばれているなと思うけど、ここから何かしら進展があっても、この二人なら大丈夫!って思わせてくれるところがすごいんだな~。
    お互いに自分の気持ちを主張しすぎてないとこも良いなと思う。無責任に思わせぶりな甘い台詞とかは一切なくて、だけど言葉に出来ない深い絆があるんだよーって、ちゃんと分かるよう丁寧に描いてるなと思う。
    あと個人的には、細かすぎない絵柄もいいなと思ってて…少女漫画はとにかく細部にまでこだわってナンボ!みたいなとこあると思うけど、あんまりこちゃこちゃした絵じゃ見づらいんでねw

    もう本誌での連載は終了しているようなので、物語も佳境かな?
    どんな結末を迎えるのか、最後まで見守っていきたいと思う♪

  • "「また そんな表情<かお>をする
    だから言ったのに
    ウソを聞くのに事情など知る必要はないと
    事情を知っていても 知らなくても
    ウソか本当か答えは変わらないんですから
    君が心を痛めるだけで何の意味もない」"

    謎だった部分が明らかになるにつれて、出会うものが違った鹿乃子ちゃんみたいなものだよなぁと思うとしみじみ良いキャラ。
    裏表紙の先生のイラストがすごくいい。
    主要人物たちの力を借りて事件を解決行く様、恋愛関係が一区切りしそうな様、宣伝文句、完結が近い。

  • やや唐突感はあるけれど、二人の距離がきゅーっと縮まっていくのが微笑ましい。次で完結かー、いい感じに終わればいいな。

  • 四郎さん探しが始まった。

    かのこちゃんと同じように「ウソが聞き分けれていた」四郎さん。突然聞こえなくなってしまった理由を知りたいと。
    ウソが聞き分けわれるから先生の元で探偵助手をすることになった。では、聞こえなくなったらーー?
    そんなかのこちゃんの心配はやっぱり先生にはすけていて、苦手な四郎さん探しを手伝う理由は何かって、そんなのかのこちゃんのため以外ないでしょって、もー先生好き!
    かのこちゃんは、聞こえなくても助手を辞めさせるつもりはない、と言われたが、四郎さんは、かのこちゃんと同じように「そばにいることを必要としてくれたから」と言われてある人のそばにいた。
    道具としてそばにいた。でも、力が使えなくなると逃してくれた。心配をしてくれた。
    でも、結局死にそうになって、それでも生き残って、その時思ったのだ。
    「あの時の言葉は、本当に自分を心配してくれた言葉だったのだろうか?」「あの言葉は、本当に自分の身を案じてくれた言葉だったのだろうか?」

    力が使えなくなって、

    「もし、 もう一度 あの力が使えたなら」

    本当 か ウソ かだけでいいから聞いてみたいことがあるんだ。

    四郎さん切ないよ。

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