高嶺と花 16 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 206
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592216063

作品紹介・あらすじ

高嶺のいとこ・大海(11歳)は、高嶺を崇拝するあまり、ついに高嶺の同人誌を制作し始めてしまう。
そんな大海の両親は、高嶺と花の関係に気付いてしまい…!?
大海の家出を大捜索!
さらに、偉人だらけのハロウィンパーティー、花の17歳の誕生日・高嶺は花についに・・・★と、盛りだくさんな16巻!
第86話〜第90話と、番外編3本を収録!
2020年2月刊

感想・レビュー・書評

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  • 高嶺の隣に立つ為に自分に出来ることを模索し始めた花だけど……
    そうか、そういえば花と高嶺には年生差という大きな壁が有ったんだっけ。思えば当たり前のことなんだけど、二人の漫才があまりにもぴったりとハマっているものだから、二人の間に年齢差が有ることを時々忘れそうになる(笑)

    高嶺は周囲が無駄に騒いでいるだけだと考えていても、そこに並ぼうとする花にとっては無視できない声だって有るのだろうね。
    だからこそこれまでの自分と決別する必要があるのだけど、だからといってこれまでのように姉に扮するのではなく「大人の自分」に扮した花。今回は特殊メイクで特別に大人の姿になれただけでその中身はまだまだ子供に過ぎない
    それでも、花が目指すべき方向が固まった瞬間であったように思えた
    ……それにしても、少し大人の花の姿を見てあそこまで動揺する高嶺の表情は恐ろしく意外だったな


    そして88話から始まる大海を巡る一悶着
    そういえば、彼は自分に自信がなかったからどんな大人になるか迷っていた少年なんだよね。なのに本来は大人として憧れるべき父親は自分を見てくれないから、身近で憧れる大人だった高嶺を目指そうとした少年

    今回は一度、親元から離れてみることで事態が好転したというわけだね
    小規模な家出は短い時間であっても彼を何倍も大人にしたようで。
    高嶺の安易な真似を辞めて、本来の姿を取り戻した彼の姿はもはやただ子供と侮るのは難しいのかも。ラストのライバル宣言は驚き

    高嶺にとってはまた一つ大変な問題が持ち上がってしまったね(笑)

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