- Amazon.co.jp ・マンガ (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592217268
作品紹介・あらすじ
「渡辺さらさ、オスカル様になります!」大正時代に創設され、未婚の女性だけで構成された『紅華歌劇団』。その音楽学校に入学した少女たちの青春が、幕を開ける──! 2015年11月刊。
感想・レビュー・書評
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百合としてもかなり良い作品でした。
もちろん全巻読んでます。
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フィクションだからこそ「天才」「スター」が見たい。
ドリームキラー、狭い世界での足の引っ張り合い。そういったトラップを飛び越えていく、桁が違う「才能」。
これを爽快感と説得力をもって表現している作品って実は稀。 -
ヅカヲタなので、ハマりそうなお話。
歌舞伎も見るので、歌舞伎と宝塚のリンクは面白い。
確かに片方は男性のみ、もう片方は女性のみで舞台を作り上げるけれど、歌舞伎は基本的に家で決まる一方、宝塚は誰でも実力で入っていける分、自分は弱肉強食の宝塚の方が好き。
このお話は宝塚をモデルとした神戸の音楽学校に入った天然お嬢ちゃんのお話だけれど、今のところ悪い人がいなさそうなのが良いなぁ。
絵もキレイだし、しばらく追いかけてみようと思います! -
仕切り直しの第一巻。かといって説明過多にならず紅華少女たちの日々を変わらない調子で描いているね
一方で繰り返しを拒むかのようにさらさを中心として演劇の講義に実技を含もうとする動きがある点は印象的
舞台を夢見る少女たちだからこそ、演技力を養う時間に触れたいと思うのかな
ただ、紅華はとても長い歴史の上に立脚した存在だから、予科生が喚いた所で簡単に変わりはしない
紅華の歴史を象徴する存在として現れた国広教授は重々しい存在感を纏った人物だったね。飄々として役者上がりの一面を持つ安藤ですら全く太刀打ちできないくらいに
でも、おじいちゃんの相手なんてさらさに任せればお手の物。出合い頭にあの距離感を実行できる若者は中々居ないよ(笑)
紅華の歴史や制度はよく知らないが、紅華愛に溢れたさらさ
無邪気に国広の話に食いつくさらさを前にして自分と紅華の関わりを話し始めてしまった彼はもしかしたらもっと前から誰かにこの話を語りたかったのかもしれないと思える程に重厚な話を展開していたね
男だから紅華の舞台に立つことは出来ない。なら、紅華の舞台を作る人間になろう。とても夢のある明るい話。だからそれを聞いたさらさも無邪気に歌を歌いだしてしまう
だからこそ、最後に明かされるもう一つの回想に胸打たれる。ああ、この人は本当の意味で紅華を守ってきた人間なんだな、と……
なら、そんな紅華愛に溢れた人間が紅華少女たちの邪魔をするなんて有るわけないんだよね。国広に予科生の想いを伝えたさらさは本人も知らぬ間にとても大きな扉を開いたのではなかろうか
そして始まる実演授業。望んだ形の授業ではなかったけれど演技は演技。安道に向かって食い気味に「やります!」と訴える少女たちの意気込みは良いね
自主練が大部分で簡単な批評を貰えるだけの実験的授業。でも、安道が言うように演技理論でガチガチな舞台ではなく、自分の力で試行錯誤する余地の有る自由な発表の場と考えることも出来るんだよね
一つのスタートとしてこれはこれで良い機会になったのかもしれない
実演が入ってくるとなれば、これまで見えなかった生徒たちの演技力も見えてくる。その中で物語の中心であるさらさと愛は驚きの演技力を披露したね(笑)
トップを目指すと豪語していた人物が大根演技だったという凄まじいギャップ(笑)
いや、本当のギャップはもう少し後のタイミングで来るんだけども
目立つ姿形と言動という一点において予科生の中で元JPXの愛とタメを張る存在だったさらさ。けれど、予科生の間は演技の授業がないことでその実力の程は判らないままだった
最初は下手くそにしか思えなかったのに化け物級の実力が発表の場で披露されるというのはインパクトが有るね
けれど、その周囲の目を引きつける演技も紅華教師である安道には見破られてしまうのか
憑依の才能と評されるけれど、演技ではないと言われる。役者として求められるのは完璧性ではなく個性。
先代の伝達を求められる歌舞伎をルーツに持つさらさにとって試練の時だね -
アニメになかったエピソード泣けたんですけど……!何故これ削った??おじいちゃん先生めっちゃいい話やん……
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ジャンルによって画の向き不向きの存在を実感した
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絵もかわいいし、お話もおもしろいけどちょっと対象年齢が低めかなぁ…越えちゃったかもなぁ…
逆に全巻早く読み切るべきか? -
気になっていた本で読まずじまいでした。
いざ1巻よんでみますと、もう11巻までノンストップ
1冊600円として1日で6600円飛んでいきましたね(笑)
でもその価値がある本でした!
気になっている人はまず読んでみることをオススメします!