- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592218661
作品紹介・あらすじ
紅華音楽学校の文化祭でさらさ達に舞台のチャンスが! 出演者を決めるためオーディションが行われるが、奈良田愛と同じジュリエット役を希望する山田彩子が…!?
2018年9月刊
感想・レビュー・書評
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オーディション真っ最中☆ 少女たちの音楽学校ライフ!
「本科生」の卒業公演がある文化祭で、さらさたち「予科生」の舞台が開催決定! オーディションが進む中で、予科生の歌姫山田彩子の出番が来て……⁉
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自信がなくあまり自己主張の強くない山田彩子、彼女が紅華に来る前を回想しながらオーディションのシーンが始まる。柔らかい雰囲気でちょっとお人好しで、周りに気を遣ってしまうところは親近感が湧く。
そして、コピーではなく自分のティボルトを演じようとするさらさ。彼女のバックグラウンドにある歌舞伎の存在感と、どういった思いで紅華へ来たのか。そしてオーディションでの演技。
大人げない安道先生。見所が多くてとても惹き込まれた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歳を重ねても好きな漫画が複数あるけれど(幸せなことです)次巻が待ち遠しいのがこの漫画。いそいそと読んであっという間に読み終わりまた次巻を待つという。
今巻はオーディションとその結果。山田彩子のジュリエットとさらさのティボルト(希和のティボルトもあったけど深くやったのはその2人)どちらも心を打つ。山田彩子の同級生の気持ち、さらさの歌舞伎への想い。得られないものをこい諦めるその想い。羨望。
次巻も楽しみ。 -
数多の役者が居れども役を掴めるのは一人。
同じオーディションを競った者同士が、落選の悔しさを露わに、そして合格した者は喜びと戸惑いを隠せないまま、それでも違いの健闘を讃えあう様が何とも美しい。
つまりはまた読みながら泣いちゃったってことよ…。 -
「さらさはまだ大人じゃないけれど子供でもなくて、なんとなくだけど昔は解らなかった人の心が解る気がするんです。紅華に入学して二年後にはあの沢山のお魚の一匹になります。そしていつかエイになってオスカル様を演じたいです。さらさはやっと、本当に歌舞伎から卒業できます」
いくつものいい表情が描かれていましたねー。愛ちゃんの「友達ってこういう時に一緒にいるものでしょう?」とかもいいセリフでした。 -
無自覚にふった同級生を思い出して自信をもつのは残酷だったがさらさと暁也の付き合うきっかけも残酷だ
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オーディション。
それぞれが内にある「源」を探り、「実力」を振るう。
学内用のであり、プロの前には圧倒されるような
ものであっても、今の彼女たちのすべて。
「原石」たちの輝きが次々に花開きます。
でもそこはオーディション、必ず合否がある。
それぞれの開眼と魅力のほとばしり、
そしてそれが篩われていくまでの見せ方に引きこまれます。
この先の展開がますます楽しみです。