- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592218692
作品紹介・あらすじ
リサ、聖達が卒業し、進級したさらさ達。
新しく入学してきた後輩たちは、一癖ありそうな人たちで…!?
授業も夢も、ますますレベルアップ!!!
2020年3月刊
感想・レビュー・書評
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本科生編突入。ついにさらさたちもお姉さまに。担当の子たちにもいろいろありそうだし、愛の選択も波乱を呼びそうだし。さらさの異母姉の話で、梨園の女の人の苦労は計り知れないと思った。志織さん結構好き。
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進級したさらさ達、奈良っちの変化、そして癖のある後輩。
紅華に入る年齢にある程度幅があるせいか、「年下の先輩」って存在を忘れてたのと、さらさの周りがなんとなく放置してた「さらさの纏う甘ったれ年下」(意訳)な雰囲気をピシャリと突き付けてきた後輩の存在にオッ!?てなってしまった。
この作品の事だからある程度『現実』をやりながらも悪い方には持っていかないと思っているので、ここからのさらさの変化に期待だよ。
本編は新しい展開への「起」て感じでまだ全然平気だったけどまたしても番外編でオイオイ泣いてしまったな…
福ちゃんとお嬢の関係、ほんとだめ…オオオオ… -
本巻からさらさちゃんたちは本科生に。
モデルになっている宝塚同様4回受験ができるから、年上の人が下級生とか、やはり特殊な環境だなぁ…と実感。
男役か娘役かをたった2年の音楽学校生の間に決めて本番の舞台に立つわけだし、彼女たちの2年は普通の高校&大学の計7年間よりもはるかに濃いのですね。
大変そうだけど、ある意味うらやましいかも…。 -
新しい予科生が入学してさらさ達は本科生へ。物語序盤にて紅華慣れしていないキラキラした予科生を案内していた竹井達の役回りを成長した紗和達が担っていると思うと随分と感慨深いシーンに思えた
基本的には先輩世代との関わりと同じく、指導担当となった後輩との関わりがメインとなっていくのだろうけど、愛とさらさの指導を受けることになった予科生はどちらも濃いキャラになっていきそうなタイプだ…
というか、杏がさらさのフルネームを知っているのは何故?さらさの存在が外部に対して目立ったシーンなんてそれこそ大運動会の時と文化祭欠席くらいしかなかった気がするけど……?
愛は安道に示された男役への道を真剣に考え始めたようで
そもそも紅華に入った理由も明確な進路を意識したものではなく、その後もさらさの隣で舞台に立つ未来を最大目標としてきたのだから、娘役そのものを目指してきたわけではない。かといって自分が嫌う男に扮する未来も思い浮かばないのだろうけど
何がどう有っても、自分を変えるなんて並大抵な話ではない。そんなタイミングで愛が所属していたJPXから小園桃が意外な躍進を見せたね
愛にとっては過ぎ去ってしまった迷いの時期、愛着すら持っていなかっただろうグループ。そこから自分の夢に向かって本気の変貌を見せつけた桃の衝撃は凄まじい
そこから伝わってくるのは本気の価値。何をするであっても全部の自分を籠めなければ望む道なんて掴めやしない。それを表現するかのように髪を大胆に切ってみせた愛と周囲の反応からそれぞれの本気が見て取れて面白い
愛の変貌に対してさらさが深刻なまでに驚いていたのはかなり意外だったかな
何がショックか判らないとさらさは言っていたけれど、さらさも愛と同じように自分と愛の二人が男役娘役トップとして揃って紅華を飾る未来を夢見ていたのだろうか……?
ショックを受けるさらさの手から零れ落ちるものは果たして……。そして今更になって指摘されるさらさの特徴的な口調。これらはもしかしてさらさにも変貌を促すものとなるのだろうか?
そしてスピンオフは誰かと思えば、あの女性ですか
さらさとは腹違いになる志織。彼女はさらさのように助六の夢に囚われたりはしていないようだけど、一方で舞台そのものには魅せられているのか
白河宗家に生まれ落ちた事によって持つ因縁。何でも器用にこなせるが何者にもなれない不安定さ。それだけに自分の妹でありながら、白河宗家の因縁に縛られておらず嬉々として不可能な夢を語り、皆に可愛がられるさらさへのもやもやも強く持っていたのだろうね
そういう心理状態だから自分を最大限に可愛がってくれる福二郎に懐いていたのだろうけど
8巻で煌三郎が言っていたのはこの葬儀の事だったのか……
志織は葬儀を選んだ。歌鷗は舞台を選んだ。それこそが二人の最大の違いであり、志織の反逆であるように思えた
この時点では煌三郎への愛もさらさへの愛も持ち合わせているように見えない志織が本編のような女性になるまでどのような遍歴を辿るのか、想像を膨らませてしまうね -
進級してクセのある後輩たちも登場