- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592220510
作品紹介・あらすじ
父を亡くした鷹司輝(たかつかさ ひかる)。
保護者として迎えてくれたのは、鷹司家に拾われた書道家・葛霧清水(くずきり きよみず)だった。
無気力・無表情な輝だったが、一見冷たいのに自分を気にかけてくれる清水に惹かれはじめ「清水のお嫁さん」を目指すことに!?
マイペースすぎるプロポーズの行方は――!?
年上ツンデレ×残念美少女のカオスな同棲(?)開幕!
2020年8月刊
感想・レビュー・書評
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池ジュン子先生が描く強いヒロインと言えば、「水玉ハニーボーイ」の仙石が思い浮かんでしまう自分なのだけれど、こちらのヒロインも別方向で強いタイプですな
ただ、その強さは諸刃のような強さであり強さの裏側には弱さが潜んでいるのが本作のヒロイン、輝なんだよね
そこに居候先の家主であり年上男性でもある清水が何だかんだ文句を言いつつ輝を受け止めていく描写はなかなか良いね
でも清水はダメ人間でもあるので普通に輝に押し負けてしまうのだけど
というか、よくよく見たら輝に負けている場面の方が圧倒的に多いような気がする……。やっぱり輝って強いヒロインですわ。だって、第一話の時点で自分から接吻カマしてるし、その後もグイグイ行くし
やたらコメディタッチで描かれる輝と清水の日常。基本的には輝が羞恥心など何のその!という勢いで清水を攻め続けるものだから忘れそうになるのだけど、この二人って互いの存在によって孤独の中から掬い上げられた同士でもあるんだよね
清水の書があることで父に会う理由となっていた輝
孤独に書に向かい続けていた所を輝の推挙で拾われた清水
どちらも互いの存在がなければ本当の孤独に沈んでいたわけで。そう考えると今こうして同居しているのは偶然と片付けることのできない運命のようなものを感じてしまうね
どこまでもマイペースでどこまでも強くて。でも時々弱くて、でもやっぱり強くて
そんな輝に振り回される清水の様相が面白くて仕方なかった第1巻。どうやら次巻からは学校の面々も輝に振り回されることになりそうで、どのようなコメディ空間が繰り広げられるのか楽しみになってしまうね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"「保護者役だが父親役する程老けてないぞ」
「あら 娘だなんてとんでもない」
「まさか孫とか言わねえだろうな
……なんだよ?」
「清水さんが前に言いましたよね 目標があった方が良いって」
「あ?」
「私 清水さんのお嫁さんになりますので 末永くよろしくお願いします」"[p.42]
表紙絵のデザインがすごく良い。
池さんの描くキャラ同士の掛け合いの、生き生きとした安定した面白さが良い。
女子高生輝のぐいぐいいく強さが可愛い。着物をぐわっと脱がすところ何度読んでも笑う。
雑誌掲載の1話2話を読んだ時はこれからどんな展開していくんだろうと思ったけど、学生メインになるのかな。 -
唯一の肉親だった父親を亡くし、父方の親戚の家に居候することになった子の話。
書家と女子高生の同居という設定が他の作品を思い出させるけど、中身が全然違いました。
女子高生・輝の押しがめちゃくちゃ強い。
いきなりキスするとは思わなかったです。
あとタイトルの意味がそういうことだったというのも意表を突かれました。
あんまり意識してなかったので…
逆に家主の清水はメンタル弱いし、あまり年上とは思えない頼りなさだし。
とはいえ保護者的な包容力はありそうだけど。
2人の会話が面白かったので、続きも読みたいと思います。
輝の母親はどうしていないのかな? -
女の子攻めな感じが好きだぁ…
ちょくちょくメタい感じのこととか普通に出てくるし、ギャグセン高いと思う。
沢山人が集まるような場所に行くシーンには、作者様の前作のキャラクター達がしれっと登場してるところも好き! -
2020/08/11 読了。
本誌で読んでいるけれど、
まとめて読むと分かりやすくなってるような。
同時にでた『現代魔法使いのお気に入り』のが
掲載の時、好みだったんですが…。
清水さんを楽しむためにこれを読めばいいのですね! -
1話試し読みしたらめちゃくちゃおもしろかったので即購入しました。クールビューティー女子高生がヘタレ成人男性にグイグイ迫るの最高です。
池ジュン子の作品





