かげきしょうじょ!! 11 (花とゆめCOMICS)

  • 白泉社
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本棚登録 : 388
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592228318

作品紹介・あらすじ

上級生になって迎える、実技の講義の結果は…!?
進級し、後輩ができたさらさ達が迎える演技の実技実習!
熱が入り暴走してしまったさらさに下される、高木先生の評価は…!?
スピンオフも収録!
2021年7月刊

感想・レビュー・書評

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  • 役になりきってその場の勢いで相手を利用しようとするするさらさ&千秋ペアに対して、愛&千夏ペアは自分の良さを活かしつつ何度も話し合いを重ねる演技を見せたね
    以前のロミオとジュリエット寸劇の際は自分の個性がモロに出てそれが差に成ったように思うけれど、本格的に実技が始まったことで演技に対してどのようなプランで挑むのかという課題が生じ、それが役者の個性となっていく様が手に取るように判るね
    特に愛はJPXで培った経験さえも活かしていた点には眼を見張る

    良かった点は確かに有る。でも反省点はもっと有る。その状態で新たに挑むことになるのはキャスト4人による実技ですか
    2人でも演技の意図をすり合わせるのは大変だったのに、更に人数が増えるとなればまだまだ学ぶことの多い本科生たちにとっては大変な事態だろうね

    さらさ&千秋ペアに愛が加わるのはこれまでの流れに沿ったものだけど、まさか紗和が加わるとは…
    以前にはさらさを宿敵扱いしてティボルトを演じた紗和。それは役をぶつけることによってさらさと直接対決しているようでも有った。それが今度は敵の懐に潜り込むかのよう
    そして早速に紗和が見つけ出したさらさの特性は面白いものだね。確かにさらさはオルフェウスの役どころを想像するだけに留まらず他の諸々も想像できていたけど、それを「支配下の世界」と喩えるか
    なら、共演する者達は講師である高木のお眼鏡に適いつつ、さらさの支配からの脱却も考えなければならないわけか。これは難題だ

    と思っていただけに、そういった事前予想を裏切るような高木の宣言には笑ってしまった。確かにプロなら創造主に従うのが筋だろうけども
    そうした宣言の後に披露された朝比奈流たちによる実演は高木の支配含め演者の雛たちにとって反論の余地が全く無いもの。だというのに、ここでも声を上げてみせたさらさは本当に規格外だね
    質問自体は愚かであっても強者による支配を物ともしなかった。それは本科生を助けるものと成りつつも、さらさという存在の特別性も露わにするものだね

    それでもプロの舞台が意識され始めた中での高木の授業は至難の一言。特に台詞を発せられない愛の悔しさはひとしおだろうね
    そんな状況下での桃との再会は愛に何を齎すのだろうか?


    スピンオフは再びの志織。本編での出番がほぼ無い人物が2回目のスピンオフ登場とかどれだけ特別扱いなんだと思っていたけれど、そうか、そもそもこの人は本編に対して本当の意味で裏の人物である為にこの人について掘り下げようとすれば必然的にスピンオフが舞台となるのか

    煌三郎と結婚し就職もしある程度の安定を手にしていた志織。でも魂がロックな人なんだからそんな生活が合う訳もなく…
    割り切って生きることも出来ず、挑戦したいものが有るわけでもなく
    そんな志織にとって腹違いの妹が絶望を味わいながらも、再起して新たな夢を掴もうとする姿にどれだけ感動したのだろうね

    これを推しと呼ぶのか、それとも母に変わっての贖罪か、家族としての優しさか
    白河には全く出来ず、健爺ちゃんも動けずにいたさらさの応援。それを陰ながらに全力で叶えさせてやると決心した志織の喜びと期待は凄まじいものが有ったね

    さらさの預かり知らない物語。これぞ正しくスピンオフと呼ぶに相応しい物語だったよ

  • 劇中劇がメインの回。
    愛ちゃんの意識がかなり高くなっていて、音校の本科生であるこの1年をとにかく実のあるものにしたいと静かに闘志を燃やして実践している部分を自分も見習いたいと思いました!

  • 姉ちゃんいいキャラしてんじゃん!

  • 志織最高に好き~!

  • 奈良っちイケメンすぎる。
    あと、志織さん良い人。

  • 本科生たちの演技の結果は。褒められて喜ぶ愛ちゃんがとてもかわいかった。そして今一番気になる本科生マッスー。多分え◯文とかで面白い連載を書くタイプ笑 春組トップさんの退団発表はたとえフィクションでもドキッとする。愛ちゃんと小桃ちゃんの会話がどこへ転がるのかも気になります。
    番外編・志織さんの後編もよかったです。推しを推す楽しさが描かれているなと思いました。

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