- Amazon.co.jp ・マンガ (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592228325
作品紹介・あらすじ
春組トップの朝比奈流の指導を受け、やる気に満ち溢れる100期生たち。
しかし厳しい指導を見せる高木先生の前で、なかなか最後まで通して演じ切ることができない。
そんな中、朝比奈流の退団が報じられ…!?
2022年4月刊
感想・レビュー・書評
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良かった。続き早く。
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これもちょっとついていけなくなってきたかも。
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幼い頃に母親の愛人から受けた仕打ちで心を閉ざした愛ちゃんの成長という意味では、この巻で完結でもいいくらい愛ちゃんが音高生になったこの1年ちょっとで一気に成長していました。
きちんとした目標を持った仲間たちと一緒に夢に立ち向かいながら切磋琢磨する舞台人の卵たちから、自分も学ぶことがとても多い作品。
宝塚ファンじゃなくても、刺さるんじゃないかな。 -
自分を表現しきれない実演に忸怩たる思いの愛。そんな彼女が助言を向けた相手はかつての仲間だけれど、仲間だった時は何を考えているかなんて考えもしなかった相手
だから37話での対話はアドバイスを求める場になるのではなく、アイドルも女優もそしてセンターをも藻掻く桃がどのような人物か理解する場となったような
なら愛が演技に関し、最も助言を求めるべき相手は別にいるわけで。だとしてもここで愛の母親の名が出てくるとは思わなかった
母の君子は母親として最低な人物。けれど優秀な役者だから愛が求める演技に関する助言を授けられる。けれどそれは母が娘に授ける言葉になっていないんだよね。だから愛は吠えてしまった
その後に君子が授けた助言が面白いな。先に授けた助言は演技論、けれど後に発した助言は実体験。成功した方法ではないけれど、自分が思う通りに行動した結果の話
だからこそ最も愛に響き、そして必要とする言葉になったのかもしれない
集大成の場に向かう前にさらさの中学時代が描かれたのは面白い構図
これまでもさらさのスイッチが入って役に入り込みすぎてしまう場面は描かれてきたけれど、それはさらさの凄さを強調するため観衆視点だった。だから演技をしているさらさの内面に何が有るかは見えなかった
けれど実演前に、志を共有する相手無く孤独に過ごした中学時代や紅華に入って仲間や環境を手にして孤独でなくなったさらさの姿が描かれた事で、オルフェウスの役に入り込んださらさの内面を重ね見ることが出来るようになっていたね
オルフェウスがさらさと重なるなら、さらさの演技に飲まれまいとする愛もペルセポネーと重なることが出来る。オルフェウスを振り向かせようとするペルセポネーに入り込むことが出来る
相手の居ない場所で演技をし、独りの世界を構築していたさらさを舞台に引き戻す愛
オルフェウスからさらさに戻った際の「俺には愛がある」との台詞、その時さらさの目に愛が映っていること含め良いシーンだったなぁ……
前例のない同期トップコンビ、それを目指すために愛は娘役トップになると誓った。この宣言はトップを目指すと早い段階から公言した事で夢の共有という意味では孤独になっていたさらさをこれ以上孤独にさせないもの
遂に揃い踏みした二人の夢。愛が示した笑顔含め、希望感溢れる良いラストでしたよ -
オルフェウスの授業が終了。感じとしてはこれで第一部完といったところか。
奈良っちの笑顔が良い!