同窓生代行: 売野機子作品集2

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592710363

感想・レビュー・書評

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  • 売野漫画は読めば読むほどハマる。

  • 楽園掲載の短篇集第2弾。
    作者のテンポが掴めてきて、前作よりはスラスラ読めた。

    それにしても登場人物の同性愛者率の高さが気になる。
    余程「叶わない恋」を描くのが好きなんだろう。

    一番好きだった話は、この本を買うきっかけになった『恋のけものにしたがいなさい』。
    愛に飢えていた少女の埋めがたい空白が、少年のたった一言で一気に輝かしいものとなった。
    その時、二人は互いの中に天使を見る。

    少女が愛を見つけることも、少年の恋が叶うことも、まして二人が結ばれることもないのだが、この読了感は素晴らしい。
    この話を最後に持ってきた所に好感が持てた。

  • 大島弓子の影響が甚大。少し毛色の違う話も含まれているので、意識してフォローしている可能性もあるが、たぶん、本当に好きなんだろうなあ。テーマは共感持てる。

  • タイトルが天才!
    まるで詩を読んでいるかの様な読み心地だった。

  • 年の差もボーイズのラブもガールズのラブも全部まとめて優しい世界。
    パラダイス前夜の郷愁と失望が割りと身近でちょっとゾッとする。
    田舎に帰ったときの妙な落ち着かなさの正体だ

  • 同窓生代行
    全身整形のもといじめられっ子の身代わりに同窓会出席。
    あんたの字が好きだったよ。

    訪問者
    死んだはずの女友だちが。

    パラダイス前夜
    駄目男から逃げて実家に帰ったら、家族も親友も変わっている。

    もっともっとよく見て
    関節メガネ。
    黙れホモ。

    未明のGIRL
    夜明け前のファミレスにて。

    もっともっともっとよく見て
    わざわざメガネ拭きを借りに来る。

    ラスト・サーカス
    マノちゃんを好きな千里くんに、憑依して。
    好きな子が好きな人の話をしてると、なんで分かっちゃうんだろうなあ

    愛のけものにしたがいなさい
    図書館でプレイガール。
    演劇部員の僕と先生の間に割り込んで来て。

  • 同窓生代行、未明のGIRLと女子同士の話が特に好きだった。構成や絵柄など所々で大島弓子リスペクトを感じた記憶。

  • 雰囲気も絵柄も好みでした。
    未明のGIRLにはドキッと、もっともっとよく見てはニヤッとしました。
    同窓生代行も面白かった。

  • 昔の少女漫画のようなピュアさ

  • この人の短編集は読み終わっても実家に送らず家に置いたままにしている。
    なんでかすごく好きだ。

  • 「24年組を彷彿とさせる」に納得。これはもうはまらないわけない。一方通行なほど純粋でまっすぐな思いだと思う、それが叶わなければ余計に。ゆっくりまばたきをするような切なさが漂う作家さんだな〜と思った。

  • 懐かしい少女漫画の香りがする…。
    描いてる人が好きだった漫画がよくわかる作品集ですね。
    様々な恋模様。どの話も少し苦かったり痛かったり、複雑な余韻が残ります。良作だと思います。
    でも…完全なオリジナリティを求めるのは馬鹿げてるけど、飲み込んで良く消化して、それが自分の血肉になったら、本物なのかな?
    嫌いではないので、他の作品も読んでみます。

  • 同窓生代行

    この方のお話は勿論、タイトルもとても好きです。

  • この先生の描く男子が好き。そしてニアホモな短編入っててテンション上がる…。メガネ拭きを貸し借りするだけの話。どうぞ深読みしてくれといわんばかり笑

  • 本日読了。

  • この人の作品は、いつもいつもモノローグが素直できもちいいです。
    絵もとっても好き。

    「もっともっとよく見て」シリーズがたった3Pですが大好きです
    。ホモってなあ。いいなあ。間接メガネ。

    ラストサーカス、ないちゃうくらいすきです。
    この人が描く、好きな人をみる目線がすき。

    「あれはね、招かれ雨の日の朝ホットミルクを愛おしく思うだろ
    あれとおんなじ」

  • 独特の短編集。
    百合あり薔薇ありヒトじゃないのあり。

    表題作が一番すきです。

  • パラダイス前夜、未明のGIRLなどの短編集。
    上記2つが好きだったー!
    百合やBLは苦手だけど、この短編集のものは素敵だった!

  • ・台詞がいちいち好き
    ・絵柄も好き!
    ・『同窓生代行』『ラストサーカス』が特に好き
    ・「しあわせって、いつか終わりそうで、こわくて素直に楽しめなくて、でも そのこわいのようやく忘れてやっと慣れてきたころに幕はおりるのよね」
    ・「あたし、ハッピーエンドが好き」
    ・「せめて笑ってくれたまえ」「魔法はないけど、俺のラストサーカスをかますぜ」

  • にんげんっていいな~

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著者プロフィール

売野機子(うりの・きこ)漫画家。東京都出身。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻(新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。

「2019年 『ルポルタージュ‐追悼記事‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

売野機子の作品

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