- Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592710844
感想・レビュー・書評
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【印象】
考えたり考えられなかったりする楽しさ。
前作と比べると作風の変化がほのかに感じられました。
【類別】
主に漫画短編集。全22編。
不条理ファンタジー。随筆日記も。
【脚本等】
頁60「目と鼻の先にあるのに手も足も出ないのはなんとももどかしい」に惹かれます。
【画等】
頁30-31が好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前2作よりも深い感じ。枕魚が私も欲しいです。
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枕魚、欲しい。それからニューフィッシュ食べてみたい。新宿の地下にあるピザまんも食べてみたい。panpanyaはほんとに好き。少し歩けば昔へ戻る。不思議な世界はすぐそばにあるのかもしれない。
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ただ忘れているだけでいつしか見て居た見知ってた奥底に眠っていたはずの脳髄からすっぽ抜け出た記憶の中に巣食う存在や整合性の取れていない夢のあの突飛もない奇天烈で不可思議なことが行われ、発生しているのにそこに妙にしっくりと確かにそうあるものなのだと現像を受け容れる腑に落ちたへんちくりんな確証たる自信と存続する産物たち………
そして、目覚めた時に起こる奇妙な納得のいかない居心地の座らなさの気味悪さが残るが、忘れ去られていたこそばゆさも感じる居心地の良さが呼び起こされる刺激ある後味がゾクッとする。
よし、枕魚再読して眠りに耽るかな。 -
日常から切れ目なく異世界に連れていかれる不思議な世界。あのぬめっとした生物や一つ目の生物も違和感なく溶け込み。東横線はなぞなぞかと思いきや、最後に一捻り。ニューフィッシュは、魚側からの人間への歩み寄りが結晶したもの。枕魚は、持って帰るまでに腐らなかったのかなあと思いつつ。
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panpanya初読みだったが何かいいな。何かいいなとしか言い様がないけど。日記を所収するだけあって日常に対する作者の観察眼が鈍くも美しく光ってる。
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足摺り水族館、蟹に誘われて、に続く、楽園からの三作品目で、全部独立したお話を集めただけで表題はその中の一つの(最後の)タイトル。panpanyaさん描く漫画は秀逸なストーリーと、妄想でよくもまあこんなのが描けるものだと感心するような背景の、2つだと思ってて、ちょっとなんか、前作に比べるとそのストーリーの方は微妙
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【世界はそんなに美しくはない、汚くもない】
panpanyaさんの言葉は絵と同じくらい美しい。色気があると僕は思う。些細な事。だけど、とても大切に言葉を選んでいる。選ばれた言葉はとても嬉しそうだ。