- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592710950
作品紹介・あらすじ
童話をモチーフに描いた5本のガールズラブ作品集が描きおろし12pを加え完全版で登場。ほんのりふんわかな水谷ワールド全開!な物語の数々をお楽しみください。
2016年1月刊。
感想・レビュー・書評
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水谷フーカさん描く「百合」のお話…。
でも、水谷さんのさらりとした描線で描かれる
女のコたちの恋物語は、生々しさを感じさせずかわいいです。
「人を好きになる心」には、異性も同性もないのかなと感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
童話モチーフの短編集。
モチーフというよりはアクセント程度で、そんなにメルヘンしていないので読みやすい。
社会人百合から学生の甘酸っぱい恋愛までいろいろ取り揃えてあるのでお気に入りが見つかるはず。
書き下ろしも最高。 -
童話をベースにした百合短編集。可愛い。
「この靴しりませんか?」
靴を片方だけ間違えられた千晶。靴子さんと会うまでの千晶のあれこれが楽しい。
「オオカミの憂鬱」
エレベーターガールとゴスロリ美少女。一番好き。
自分の魅力を分かってアピールする桜井さんが「GAME OVER」の彼女みたい。
「わたしのアヒルの子」
幼馴染みの魅力を知っているのは自分だけという優越感。それまでは見向きもしなかったのに、魅力を知った途端声をかけ始めた周囲を威嚇する美加が微笑ましい。
「雪のお姫様」
劇団の主役級女優さんと客演の女優さん。
女王から振り向かせられるように頑張れお姫様。
女王役の団長がかっこよかった。仕掛けも面白い。
「はみだし音楽隊」
吹奏楽部の雑用係4人組。恋は盲目。みんな片想いなのね。
ブレーメンの音楽隊の動物にちなんだ名前がうまく名付けられていて面白い。
「金の靴 銀の靴」
表題作別視点。
靴子さんがヒールの高さの違う靴履いていても気づくのが遅くて笑える。
描き下ろしは全作品の後日談。
舞台がリンクしているのが好きなので、にやにやしながら読んだ。