- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592711162
作品紹介・あらすじ
身も蓋も無いお話を描かせたら当代随一。これでもか!な物語が11本。書き下ろし全話解説付き。眼つきの悪い美女満載のどうにもこうにもな作品集。
2017年4月刊。
感想・レビュー・書評
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発想が好き、着想が好き。
そこからの表現が面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集。著者あとがきにも記されていたが、女性中心のシリーズのはずだったのに、今回は女性の登場がない作品もあった。・・・がそんなことはどーでもよく、とにかく面白い。なお、アンコウのオスとメスのネタは以前何かの本で読んだ際、「これってマンガのネタにしたら面白いんじゃないか」と思ったんだけど、本書でホントにネタになっててちょっとびっくり。
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こどもの日だからというわけでもないのですけど丁重に読ませて頂きました。子供は何処からやってくるのか、コウノトリが運んでくる訳でもなくましてキャベツ畑から生えてくるものではない。そうセックスですね。そんなおっぱいに代わるものとして子作りの場面が多い第2巻。そんな2巻を書き綴った作者の心意気受け取りました。でも、馬とウコチャヌプコロしても子供は出来ません。
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2020/1/28購入
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あんとくやまと店
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「波よ聞いてくれ」に繋がる、アイディアの爆発力・ストーリーのテンポ・セリフの疾走感。好き。
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混沌、それが、この『幻想ギネコクラシー』(2)に対する総合的な印象
カオスやシュール、ぶっ飛んでるって表現がしっくり来る漫画も多いけど、「混沌」の二文字がピッタリなのは、この名作くらいだろう
もうちょい踏み込んだ表現をするなら、間口の広い迷宮。誰でも入れるから、と油断していたら、初心者向けとは思えないほどエゲつないトラップにかかるわ、ブレスを二種類以上も吐く、耐性が攻撃するたびに変化する、と言った、強いっつーより面倒臭いモンスターとエンカウントしちまう、そんな漫画
ちっと迷ったが、殿堂入りにしようと思う
何せ、漫画読みとしてのレベルを上げてくれたんだから、この作品と沙村先生には最上の敬意は払うべきだろう
漫画ってのは、ジャンルに限らず、人間性ってヤツが、たっぷりと出るもんだ
その「当たり前」を踏まえて考えると、沙村先生の人間性も混沌って事になってしまうな。その評価を、沙村先生は、果たして、喜ぶのか、凹むのか、どちらであろう
基本的に、私は漫画のレビューは、他の漫画読みに勧めたいから書く訳だが、これは他人に受け入れられるんだろうか、と不安はある
自分の頭のネジが飛んでるって言いたい訳じゃないが、正直、こっちの人間性も疑いを持たれそう。まぁ、変人扱いはいつもの事で、今更だから、気にはしないんだが。ただ、勧めた相手が読んで、変態性を開花させちゃったら、いくら、私でも気が咎める
ただ、上にも書いたが、読めば漫画読みとしてのレベルは上がるのは確実
上手く言えないが、沙村先生の構築するストーリーは荒唐無稽の極致だが、ゴチャゴチャしているダミーを丹念に取り除いていくと、息を呑むほどに美しい芯があるのだ
質の高い食漫画に宿るエロさとは異なるモノが薫る絵柄も、そんな虚実の交錯に一役を買っているんだろうなァ
大衆に媚びず、自分が訴えたい事を描きたい漫画で表現する、ほんと、沙村先生は中身のある漫画家だ、と読めば痺れる
どのシリーズも質が高く、甲乙つけがたい。その中でも、私が沙村広明って漫画家を“視た”のは、「ぷれぐなぷれぐな」だった。幻想ギネコクラシーシリーズの一篇じゃないのかよ、ってツッコミは甘んじて受けよう。ただ、てめぇの感覚にも嘘は吐けない。良さをどう書いてもネタバレになってしまいそうであるが、とりあえず言えるのは、このハッピーエンドは脳震盪もの。世の男性は、この名作を読んで、嫁さんに優しくすべきだ
この台詞を引用に選んだのは、芯のある男を見たからだ。人の手を借りたとしても、名誉は名誉。しかし、本物になりたい男には、そんな中身は無いのに重いモノは耐えられなかった。例え、無茶な戦いだとしても、自分を通せば、仮に死んでも負けじゃない -
ギネコクラシー……女権政治っていうか男がボロカスに扱われてるだけじゃねーか! という気がしないでもない2巻。今回のテーマは妊婦、子作り、おセックス。短編のキレがすさまじい、最初と最後の話が特に好きでした。3巻も出るのかな、楽しみです!