ものは言いよう (MOE BOOKS)

制作 : MOE編集部 
  • 白泉社
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本棚登録 : 1622
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592733010

作品紹介・あらすじ

数々の絵本賞を受賞している大人気絵本作家、ヨシタケシンスケ。その絵本創作の秘密がすべて詰まったインタビュー&イラスト集。
ユニークな「ヨシタケシンスケのしくみ」「ヨシタケシンスケができるまで」「ヨシタケシンスケの一日」などのイラストや、スケッチ、アトリエ、本棚、お気に入りの本などの写真も満載。
ファンはもちろん、絵本を好きな人も楽しめる保存版の1冊です。
2019年12月刊

感想・レビュー・書評

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  • 作家に必要なものは、
    即ちセンスと言い切る
    ヨシタケさん。

    他の誰かが、
    同じことを言っても
    受入れられなかった
    かもしれませんが、

    ヨシタケさんが言うと
    スッと入ってきます。

    たしかに努力だけでは
    抗えないことがある。

    かといって、
    努力を否定するなかれ。

    努力して準備を整えて
    良い出会いに巡りあう。

    それでもなんとかなる
    と。

    ご自分のことを飾らず
    語るヨシタケさん。

    そういうところも
    この方の魅力のひとつ。

    私が同じ立場なら
    もっと格好つけちゃう
    だろうな・・・

    作家としてだけでなく
    人としても尊敬します。

  • ヨシタケシンスケさんが自身を解説してくれています。

    子育て中、共感を受けたり慰められたり、発想の転換をさせてもらったりと、楽しく深く読める絵本達はどのように生まれたか。

    まだまだ未読も多いのでこれからも読んでいきたいですね。

  • ヨシタケ先生の解体新書
    ご自分の作品への講評がよかったですね
    こういう意図があったのか
    と経緯が分かると余計に楽しめると思うな
    ヨシタケ先生の写真も載っていて
    すごくノッポで イラストにそっくり
    読み応えのあるいい本でした

  • 私はきっとヨシタケシンスケさんのことが好きなのでしょう。
    四冊目です。

    “Simple is best.”
    彼の絵本で感じることです。
    それを実行するのはとても難しいけど、
    自分も心がけたい。

    彼の作品は芸術的?
    それは未来の人が決めるのではないか?

    ブリューゲルも当時はこんな感じだったのでは?
    こまごまとした絵に哲学的な内容。

    ただ、ブリューゲルは寡黙でミステリアス。
    ヨシタケさん喋りすぎー。
    いえ、ブリューゲルだって本当はお喋りだったのかも?

    よく知らなかったヨシタケさんのことが
    たくさんわかって、嬉しかったし面白かったです。

  • ヨシタケシンスケ初の完全読本! 創作の秘密もたっぷり詰まった『ものは言いよう』 | ダ・ヴィンチニュース
    https://ddnavi.com/interview/582958/a/

    ものは言いよう|白泉社
    https://www.hakusensha.co.jp/booklist/56026/
    https://www.hakusensha.co.jp/books/9784592733010

  • ヨシタケシンスケファンが彼に聞きたいあんなことこんなことをまとめてもらった「ヨシタケシンスケのこれまでとこれから、現時点での大解剖」といった感じの一冊。
    既刊の絵本それぞれにコメントがつけられ、そんな意図で作られたのかと納得したり。「おしっこちょっぴりもれたろう」は、このタイトルを言いたかっただけ、と言いつつ、人には誰でもズボンの中に秘密を抱えている、隠したままでもいい、外に見えなければ、と深いところにも言及。
    ヨシタケさんの本の面白さは、そういうシンプルな分かりやすさ(りんごがりんごじゃないかもとか、いろんな本があっていいとか)の奥に、普遍的にだれもが抱えた人間らしさに触れているところにあるのかも。
    絵本作家になるために、の箇所が心に響いた。準備をしててもチャンスが来るとは限らないが、準備をしていなければチャンスは掴めない。そして、自分が面白い、楽しいと思えることをするのが大事というのも染みた。
    それにしても、彼のイラストは味があって好きだなあ。和むなあ。

  • 図書館にて、非常に興味深いタイトルの本があったので、借りてきて読了。結論、新品を購入して手元に置いておきたくなるほど良い内容だったと思っています。

    特に面白いと感じたのは『ヨシタケシンスケへの100ぐらいの質問』みたいなコーナー。
    作者としては気軽に回答している雰囲気を醸しているのだけれど、その裏の意図のようなものを考えながら読み進めると(この方は非常によく考えて、クスッとした笑いを誘いつつも伝わる人には刺さる表現というのを練り上げる頭のいい人なんだろうなぁ)と感じるものがチラホラとあったりしました。

    恐らく、読む人の心境や成長に応じて読み取り方が変わってくるのではないかと思っていて、時間が経ったら再度読み返すと良さそうだなと考えています♪

  • 絵のタッチが好きだなぁと思っていたけど、
    あんなに小さく書いていたなんて!
    まして、原画は色づいてないなんて!
    ますますかわいいと思ってしまった!

  • 多くの大人が一度は見たことがあると思われる「ヨシタケシンスケ」さんの絵本。
    この本はその「ヨシタケシンスケ」さんを解剖した本。
    アーティストの日常や価値観を解剖した本、って何だか惹かれます。。

    当然、我が家にもヨシタケさんの本があります。
    「もうぬげない」と「おしっこちょっぴりもれたろう」が子供(と自分)のお気に入りなんですが、
    彼の本ってちょっと哲学的で難しいように思うのは、自分だけでしょうか!?
    (子供にはどこまで伝わってるんだろうか?と思うときがよくありますね。。)
    それでもカワイイ絵は彼の特徴で、自分も大好きです。

    ※もうぬげない
    https://booklog.jp/item/1/4893096095

    ※おしっこちょっぴりもれたろう
    https://booklog.jp/item/1/4569787789

    本を読んで彼が素朴で飾らない人であることが伝わってきます。
    これもヨシタケさんの策略や
    マーケティングではないかと疑いたくなるくらいの
    彼の等身大の姿に共感(することでしょう)。

    個人的に読み応えがあったのが4章と5章の
    ヨシタケさんのお気に入りの本の紹介や
    本屋さんで自分でチョイスして買った本の紹介。
    自分が買おうと思わない本のチョイスで、
    そこに彼のオリジナリティを感じました。
    こういう本日に囲まれているとこういう思考ができるのか、と。
    そのアーティストをアーティストたらしめているもの(の一部)に触れることができて、
    満足できた一冊でした。

  • なかなか楽しい本でした。
    ヨシタケさんの写真がたくさんありましたが、その辺でお会いしてもわからないかな…失礼? と思ってしまいました。
    中身は結構ドロドロしてる?ある意味大人、ある意味人間らしい人であります。
    老人向けの絵本も必要になる…とか、参考になると思いました。

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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。絵本作家。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたる作品を発表。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版し、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位を獲得。その後、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)『あんなに あんなに』(ポプラ社)で7度にわたりMOE絵本屋さん大賞第1位に輝く。

「2023年 『しかもフタが無い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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