夢魔の旅人

著者 : 篠田真由美

• 白泉社 (2001年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[marimocoさんの感想 · 2014年5月20日]

元々は「異形コレクション」というホラー・アンソロジーに収められていたものがほとんどらしい。

カルナヴァレ、聖骸布、ミニヨンの歌、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチ。
ホラーというより、イタリアをモチーフにした幻想的な短編集。
太陽の光が降り注ぐ明るいイタリアでなく、退廃的などこか倦んだ空気をまとう妖しくて美しい世界が、篠田さんらしい。

[梨さんの感想 · 2011年2月14日]

雰囲気が好みだった。
私の読んだのは装丁が違った気がするんだけど、なんでだろう？

著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版１〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」