すきまのおともだちたち

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 535
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592750109

感想・レビュー・書評

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  • きれいな物語なのに、読後すこし切なくなる。

    それはきっと私が「女の子」側の人間ではなく、「わたし」側の人間だから。
    煩雑な日常に流されて、どんどん年をとっていって、ふとすきまに行くことがあっても、「帰る」ことを忘れられない。

    変わらないすきまと、流され行く現実と。
    深く考えると泣きそうになる。

  • 「過去の思い出って淋しいのね」
    一風変わった友情の話。
    こんな優しい友情を描けるのは江國香織の才能あってだと思う。

  • ふとした瞬間に現実世界から離れている世界に引き込まれていく、というかんじです。メルヘンだけどミステリーでもあると思う。女の子が主人公を同じひとだと思わないところがいいですね

  • 絵本です。
    誰にでもあるちっちゃな『すきま』についてのお話。
    読み終わった後、自らすきまを探したくなってしまう。
    だけど、すきまはすきまでしかないので、自分が落ちる日を待つだけ。
    その日をいつかいつかと待ちわびてる私はきっともう何回もすきまに落ちているんじゃないかと思った。
    旅がしたくなる。旅行じゃなくてね。

  • 江國さんらしいお話。<BR>
    あたしが好きな江國さんの要素がたっぷり。

  • とても好きな一冊です。購入したいくらい。「ホテルカクタス」に似た寓話のような話です。日常の隙間にいる、不思議なともだちの物語。

  • ほんわかほんわかしながら読める本.絵も好きだし,女の子に会いたいです.

  • ふとした瞬間にすきまに落ちて、お皿と女の子にもてなされたい。

  • 大人の絵本って感じです。

  • しんじたいし、すきまにおっこちたい。
    (06/06/11)

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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