こまったこぐま こまったこりす (MOEのえほん)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 204
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592762072

作品紹介・あらすじ

さまざまな「こまった」ことをかかえた動物たちが、みんなで助けあい、道を切り開いていきます。今に伝えたい、やさしさと希望に満ちたメッセージが心に響く、かこさとし80年代傑作絵本の新装版です!
2017年3月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 「こまったこまった」
    こまった動物たちが、一匹一頭ずつ集まってきて…

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    1986年に偕成社から発行された絵本を再編集して2017年に復刊したものです。
    カスタード色の縁取りに、絵の具で描かれた動物たちがとてもかわいらしい絵本。

    こまったこぐまが歩いていると、こまったこりすに会って、また歩いているとこまった動物に会って…と、どんどん動物が増えていくのですが、このまま増え続けるの?!と思いきや、それぞれの動物たちがそれぞれの長所を生かして困りごとを無くしてあっていきます。
    自分だけの力で解決できない困りごとは、みんなの力を借りていいこと、そして自分の良さを生かせば、人を助けることができるんだよ、と教えてくれる絵本です。

    小3の娘に読み聞かせしましたが、娘がな「動物のセリフはわたしが読む!」というので任せたところ、前半はほとんどセリフばかりで、娘に読み聞かせしてもらった感じになりました。

  • いろんな動物たちの困りごとが、他の動物たちの手によって一つずつパズルのように解決していく様が面白かった。

  •  懐かしくて購入。最近は、デザイン重視やインパクト勝負(勿論、内容が濃く豊かな作品も数多く存在する)の絵本が多くなってきている気がするけれども、素朴な絵柄や暖かな色使い、みっちりと「読ませる」ための文章でありながら、繰り返し表現を多く用いることで分かりやすい内容かつストンと腑に落ちる結末が、「ああ、これぞ(私の知っている)絵本だなあ」と感慨深い。
     巻末のあとがきに頷いたり、新版についての寄稿に切なくなったり…。
     これからも沢山の作品を、子ども達や、私のような昔の子ども達に!と願わずにはいられない。

  • こまったくまさんとこまったこりすさんが出会ってそして、という話し。
    助け合いの心にほのぼのします

  • 2歳~。王道。子どもが好きな要素が盛り込まれている。読後、こころがぽかぽかします。

  • やさしい世界。だいすきな世界。

    こまった、こまった。
    ほんとにこまったね。
    かわいらしくって大好き。

  • 1926年生まれ、今年91歳のかこさとしさん、「からすのパンやさん」はいい絵本でした。2017.3発行(最初は30年前だそうです)の「こまったこぐま こまったこりす」、これもいい絵本です!(^-^)

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著者プロフィール

かこさとし:1926年福井県武生市(現越前市)生まれ。大学卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント運動、児童会活動に従事。1973年退社後、作家活動、児童文化の研究、大学講師などに従事。作品は500点以上。代表作として「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」(偕成社)「だるまちゃん」のシリーズ(福音館書店)、「こどもの行事しぜんと生活」シリーズ(小峰書店)などがある。

「2021年 『かこさとしと紙芝居』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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