宵越し猫語り 書き下ろし時代小説集 (招き猫文庫)

  • 白泉社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592831266

作品紹介・あらすじ

近藤史恵、小松エメルら、注目の女性作家5人が織り成す、江戸を舞台にした、涙あり、笑いあり、不思議ありの猫アンソロジー。 2015年11月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 近藤史恵さんが入っていたので衝動借り。知らない作家さんばかりで、それぞれに新鮮で面白かったけれど、近藤史恵さんが別格だと思ってしまうのは、ただファンなだけ。

  • ねこという題につられて、つい手に取ってしまうアンソロジー。
    まずまず、楽しかった。

  • 5人の作家さんによる猫がちょこっと登場するお話たち。時代物に猫は合いますね。どのお話も楽しめました。

  • 最初の小松さんの作品が良すぎたのでその後は失速した印象。

  • 猫がキーとなるお江戸の頃のお話。
    アンソロジーで、知っているのは小松エメルと近藤史恵。
    この2人は、やっぱり、安定して面白い。
    他の作品も、人情もので優しいのがいい。
    猫の目時計は、発想もナイス。
    冬月センセイのおとぼけぶりも好き。一方でしっかりものの徳太郎くんも可愛い。
    最後の「旅猫」はお縫ちゃんの理不尽な境遇に切なくなる。
    でも、そんな中でも賢くいい子に育ったお縫ちゃんにほっとする。
    素直に恋を語れない男女にも、敵討ちに疲れた侍にも、みんな、みんな、いいことが起きるといいな。

  • 物語の中に必ず猫が登場する江戸の人情話を集めたアンソロジーだ。
    亡くなった夫が猫に姿を変えて登場する話、猫の目で時間を計ろうとする変わり者の先生の話、両国橋を舞台に壮年の男女の思いを描いた話、お客を追い払う「こねきねま」がいる貧乏旅籠の話・・・どれもあたたかったり切なかったりする物語ばかりだ。中でもやっぱりうまいなぁと思うのは近藤史恵の「桐箱入りのお嬢様」とそのお友達の物語だろうか。この物語の先を思ってちょっと胸がときめくような・・・うまい。

  • 風来屋の猫で、最後は心が締め付けられる思いだった。人を愛する思いというのがずしーんと来たストーリーだった。

    猫の目時計はとても可愛らしい物語。漫画になりそうなストーリーでほのぼのしました

    両国橋物語 あまり猫の印象がなく、、、



    こねきねま この言葉自体初めて知ったのだけど、後半は一緒にがんばれ!って共感をした物語

    猫旅 真実は知らなくてもいい時がある
    少し苦味が残るけど、最後は素敵な終わり方だった

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著者プロフィール

1984年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。母方にトルコ人の祖父を持ち、名はトルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意味を持つ。2008年「一鬼夜行」で第6回ジャイブ小説大賞を受賞しデビュー。主な著作に「一鬼夜行」「銀座ともしび探偵社」シリーズ、『総司の夢』『梟の月』『歳三の剣』など。

「2022年 『時代小説アンソロジー てしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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