- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592831303
作品紹介・あらすじ
「貸せぬものはない」貸し物屋の店主・庸。ある日、侍が行李を借りたいと来たがその様子を不審に思い…。可愛い顔にべらんめえ、人情とおせっかいで店を切り盛りする、若き娘店主の痛快シリーズ最新刊。
2016年1月刊。
感想・レビュー・書評
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2016-05-11
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行李、誘拐金、猫、亡くなった母親。
4品の貸し出し短編。
どれもこれも、よかったね、で終わっていますが
うっかり泣いてしまいそうなのは猫。
そこまでして頑張って…というのもありますが
これが犬なら、生来のものがあるので
ここまでではなかったかと。
母親、もそうですけど。
誘拐された子供に至っては、十手持ちの旦那は
漁夫の利を得てほっくほく?
どこかでしっぺ返しがきそうですが。
そもそも誰にも相談されてなかった時点で
しっぺ返しと言えば、そうも言える? -
「貸し猫探し」は、このシリーズの白眉かも。本業のレンタル業の話で、ちょっと推理ありオカルトあり、〆は人情もの。猫がかわいいし、一番のお気に入り。
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相変わらず口が悪くても気っぷのいいお庸の貸し物屋だが、評判を聞いてだんだん客が増えているようです。
今回は、お庸をつけ回すものたちが見え隠れして、それを知った清五郎もお庸を守るために警護をつけています。これが次回どう展開するのか。
「貸し猫探し」は、短編集「てのひら猫語り」にあったものに加筆したもの。
2巻を飛ばしてしまったので、あとから読もう。 -
第三弾
これまでと似たような話だが、この世とそうでないものが見える話、勿論そうでない話もあるが
今回で更にお庸の何か出生に係わる話が
湊屋の主の秘密も何も変わってないが