- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592850427
感想・レビュー・書評
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こいつらバカだな(笑)
こういうバカさ加減が可愛いんだよねw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み終わってから「BLACK?」って思ったけど、お話はとても好みでした。
フレイが阿呆すぎて腹立たしかったけど憎めない。キユナが傷ついて頑なになっていくのがとても切なくてつらかった。キユナが子供のように泣き崩れて、フレイが後悔を滲ませるくだりは泣かせられます。 -
商業デビュー初文庫。サイト掲載時に読んでましたが、更に良くなってました。
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受けは最低三回泣かせたい、とおっしゃる樋口先生とわたしの性癖が一致しすぎていて最高なんだけど、欲をいえばもうちょっとデレがほしい。砂吐き番外編がほしいなあと思った。
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フェアにつられて購入。攻めの人のお兄さんいちばん格好いいような気が。
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お初とのこと、おめでとうございます。面白かったです。
いや、普通にBL作品として読んでいたら面白かったのですが、BLACKに期待して読んだ側としてはこういうロマンスを求めていたわけではないので、物足りない作品でした。
これだったら他のレーベルで読んだ方が私はしっくりきてしまいます。
でもまぁ、キャラクター変わりすぎじゃないかとは思いました。特にキユナ。ツンと澄ましたところがよかったのに、惚れ薬を飲んだとたん可愛い子(笑)。もうちょっとツンツンしておろおろしてほしかったです。 -
デビュー作なんですね。貴族×従者の異国ファンタジーでした。
虫シリーズを既読した後にこちらを読むと、まだなんとなくぎこちなさがあるというか、ん?と突っ込みいれたくなるというか、ノりきれないところもありました。樋口センセのあの世界観がまだまだ未完成かな~という気がしました。
でもそれは、後で読んだから感じるものであったかもしれません。
それより。
芯はしっかりしているのに恋に不慣れなためにツンツンしているように見える受に、どこまでも無神経な攻が酷いことをしてしまう、というパターンは初期からデフォルトだったんですね。
攻のフレイは気ままに生きる遊び人の貴族で、捨て子で従者として自分の側で育ってきたキユナのことを好きなんだろうな、というそぶりもちらっと見せるんですが、中坊並の意地悪でしか愛情表現ができず、大変分かりにくく残念な男です。キユナでなくとも彼が何が言いたいのか真意を見極めるのは、至難の業かもしれません。
間違えて惚れ薬を飲んでしまい、フレイにときめくようになってしまったキユナが、初心で素直ゆえに彼の言葉や態度に振り回され一喜一憂してしまう姿が、健気で不憫で涙ぐんでしまう場面が随所にありました。
フレイは、攻の理想からはまったく外れている男です。失格といってもいいくらい。キユナが好きなら、せめてレオのことくらいははっきりさせておくべきですよね。けしからんです。
高階センセのイラストからはイケメンだとわかるし、何事にもかっこよくソツなく男らしさも充分なんですが……まったくと言っていいほど、信頼感に欠けるんですよね。
俗に言う「酷いオトコ」です。
これで、反省して心を入れ替えて受一筋になってくれなくちゃ、最低オトコに成り果てるところでした。
涙を誘うのが、非常に上手い作家さん。デビュー作からその手腕?は発揮されています…
ファンタジーで惚れ薬で泣けるわけないよね~とタカをくくっておりましたが、涙もろい私などは完敗でした。
ストーリーは、惚れ薬ファンタジーなどと乙女ちっくなものを想像していたら、読ませどころがドロドロした後継関係だったりするのが意外に面白く、悪くありませんでした。
エロ的には虫シリーズのようにムタイなことは、この作品ではまだありません。
意地っ張りなキユナの恋心に同調して泣ければ良作だと感じるだろうし、フレイの性格が気に食わなければ全然ダメだと感じるだろうな、と思わせるストーリーですね。 -
デビュー作なんですよね!?いっきに読ませるお話だなと感心しました。