江戸繚乱 (花丸文庫BLACK ヤ 2-1)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 111
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592850670

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んだので、結構疲れた。
    ずーっとずーっとやっている(笑)。
    時々ちょっと読んでみたくなって、お腹いっぱいになっちゃうんだよね。

  • 正直、ものすごい小説だったとしか、ありません。
    なんだか、男性向けの官能小説を読んでいるようでした。

    とある貴族の坊ちゃんが、親の生活のために遊郭に売られちゃう話……なのですが、決して売られたそのぼっちゃんが主役ではなく、その坊ちゃんの気持ちは完全に無視。
    普通、BLの王道の売られちゃう系は、最初は反発している売られた子が、だんだん絆されて惹かれていくっていうのが普通だと思うんですけど、その描写がまったくなく、無視。
    おまけに攻めのものの描写が過剰なくらいで、デカいだけならまだしも、長いだの毎日しないと出ちゃうだの、グロい……。
    極め付けが、そんな男にいいようにされちゃう設定の小説なのかと思いきや、そうじゃなくて最初に坊ちゃんを散らした男が本当の黒幕で、その人のものに連れ帰られるっていうオチ。
    ちなみに、それについての坊ちゃんの意思確認は一切行われず……

    本当に、BLのファンタジカルな部分がごっそり削り取られていて、男(攻め)のエゴイズムみたいなのがゴリ押される話です。
    たまにはこういうのもありだとは思うんですが、普通のBLだのMLだのを読みたい人には違和感しかない小説だと思います。
    個人的には、パンチは効いていると思いましたが、BLに求めてるのはこれじゃない感がして、げっそり疲れました。

  • うん。山藍作品は凄いなぁ。最後のページを読み終わるまで気を抜けない。

  • 時代ものは難しいので殆ど読まないのですが、山藍先生の作品は楽しく読めます。使われている言葉とかが美しく(登場する人も美しい)、現代に近い文体なので読みやすいです。また、何と言ってもエロい。(それを目当てて手にとってます)それゆえに愛も深く、切なく感じられます。今回は今まで(山藍先生の作品の中で)読んだことのない感じのでした。まず、男×女の絡みがありました。(男×男に劣らずエロい)あとはメインに近い登場人物が落ちぶれて行き、最後には存在感が消えてしまう。それも全ては仕掛け人の仕業だったりと、ひと味違う(少々冷めた感じ)作品となっていました。

  • 山藍さんのこの系統の作品には必ず手を出しちゃいます。

  • 久々に新刊を読ませていただきました。時代物ファンタジーになりますかね〜
    エロスも勿論ですがそれだけではなく各キャラの魅力もあり読みごたえがありました。

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著者プロフィール

1992年のデビュー以来、耽美小説の女王として君臨し、絶大な人気を誇る。著書に『花夜叉』『色闇』『アレキサンドライト』『王朝恋闇秘譚』(以上角川文庫)、『江戸繚乱』(白泉社花丸文庫)など多数。

「2011年 『堕天使の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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