皇軍恋詩 紫の褥、花ぞ咲きける (花丸文庫BLACK ト 2-1)

著者 :
  • 白泉社
3.65
  • (3)
  • (6)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 53
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592851363

作品紹介・あらすじ

男子の皇族はほぼ軍に属す、皇帝統治の軍事国家・神聖蓬莱帝国。敵対派閥であると知りながら如月宮家の嗣子・紫苑に惹かれてしまった涼白宮星華は、彼が結婚するまで、とその身を捧げるが……。
2015年10月刊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 情報局皇族×研究職皇族
    同じ皇族の宮家でありながらも、対立する派閥の星華と紫苑。
    星華の家は没落皇族状態。しかし他家に嫁いだ姉が高価なイヤリングを紛失。姉に苦労をさせるわけにはいかないと星華自らイヤリングを捜索。危ないエリアとは知らずに入り込んだ星華を止めてくれたのは、幼い頃に知り合って以来、仲良くしたくても、家の問題で出来なかった紫苑で…。

    紫苑にイヤリングのことを話した星華。紫苑はイヤリングを探す代わりに、近々結婚する花嫁を満足させられるよう夜の練習台になって欲しいと星華に交換条件を出してきて…

    散々良くされて、紫苑を好きになっちゃうけど紫苑は近々結婚する花嫁に心底惚れてて…って展開ですね。
    表紙の通り軍服モノ…!!っと思ったのですがそうでもありませんでした。
    お互い正装は軍服なのかもしれないけど、そもそも紫苑の別宅での逢瀬なので別に軍服着てないしな。
    その代わり馬上でやったりヴァイオリン弾きながらやったりなかなか変態プレイで、紫苑はうなぎ王子、星華はお漏らし姫です…。
    結構濃い目

  • ★3.5ぐらい。

    しっとり系の耽美小説家と思ったら、
    ド変態プレイ連発のとんでもない小説でしたw
    (褒めてます)
    卑わいな言葉連発なので人を選ぶかもしれない…
    私ははおおむね笑ってました。

    取引として体を要求されるパターンは
    数知れず読んできましたが、
    結婚相手の令嬢がアナルセックスでしか
    満足できないから練習台になってくれ
    というとんでもない内容には目玉が飛び出た。

    基本的に貞淑な令嬢は存在しない世界っぽい…
    (星華の姉と言い…)

    お漏らし、馬上エロ、バイオリンしながらエロ、
    犬に輪姦、書ききれないほど聞いたことのない
    プレイ連発。
    最初のお漏らし、今思えば一番普通だった!

    攻めもtnkが便利すぎてすごいです。
    潤滑油がない時は入り口(出口か?)にあてて
    中にうまく射精して潤滑油代わりにw
    すげーーーー!!ホースみたいww

    受けも攻めの雁高が大好きみたいな描写があって、
    ほんとうに清々しいぐらいエロ本でした。

    お気に入りのセリフ
    「排卵するお前を想像したら、催した」

    孕ませる以前の問題/(^o^)\

  • 制服もの、高貴な血のロミジュリBL、アメジストの眼をした美男攻めと、たおやかな姫の風情の受け、完璧な耽美小説かと思うじゃないの・・とんでもない。エロシーン満載だし、なんかオゲレツ単語連呼とへんなアダナで呼ぶし、笑いながら読んだ。

  • 驚きのプレイ連発でさすが鳥谷さんだなとw

  • ★3.5
    ヴァイオリンには笑ってしまった。紫苑のプレイに星華ものりのりでお似合いです。コメディではないんだが。あとがきのせいかな。

  • 表紙とタイトルだけ見ると私的に大好きな、お耽美軍服ロマンスかと思ってしまうんですけどね。
    確かにパラレル現代世界の、とある国を舞台にした皇族軍人同士の美しいラブロマンスではあります。
    …だけど、作者は鳥谷しずセンセ!ただの軍服ラブじゃなかったです。最初から最後まで持ち前のぶっとびHENTAIラブが炸裂でしたww決してコメディじゃないんだけど、思わず笑ってしまいそうになって…つまりエロくて、楽しかったです。

    アメジストの双眸を持つ陸軍大佐の紫苑×蓬莱の白薔薇と呼ばれる美形の陸軍中佐の星華。
    貧乏宮家当主の星華は、盗まれた姉のイヤリングを取り戻すために力を貸してくれるという紫苑と、秘密の取引をすることに。

    紫苑は陸軍情報局の局長なので、頼れる相手なんです。だけど星華は財力がないので捜査の報酬として、すごくマニアックなHの練習台になるという紫苑の条件を受け入れざるを得ず。
    とは言え、最初からとってもラブな雰囲気が漂っているのでそんなことをしてもいいくらい溺愛なのね~と思いつつ楽しめました。
    今回もバラエティに富んだHENTAIプレイがてんこ盛りでした…おもらしはまだかわいい方でw
    馬上Hも昔、山藍紫姫子センセのにあったな…と思ったりしましたが、さすがに結合してのヴァイオリン演奏、あれにはのけぞりましたwww互いの身体に音楽が響くわけですね?
    エロいというより、想像するともう悶絶です!
    うなぎ王子×お漏らしの宮っていうネーミングが面白すぎました~
    ほんとにうなぎ釣ってるのに、笑いが止まらなくなりました。

    もちろん、イヤリングをめぐってかなり危ない目に遭うシーンもあって、ここは少し用心して読んだ方がいいかもです。花丸ブラックなので、笑いながらもしっかりエロいです。
    そんな星華の窮地に颯爽とあらわれて救い出す紫苑は、そこだけはスーパー攻様みたいでカッコよかったです。
    あとはずっとHENTAIでしたね~いつもぶらんぶらんしてるし。
    ラブ的にはとっても甘い溺愛系です!HENTAIエロでも甘いラブがあるからとてもよかったです。

    普通のBLに食傷気味になった時に読むと、一気に目が覚めます!

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

とりたにしず・作家・新書館「スリーピング・クール・ビューティ 」にてデビュー。

「2017年 『淫竜婚姻譚 ~蜜蘭は乱れ咲く~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鳥谷しずの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×