永遠の昨日

著者 :
制作 : 紺野 キタ 
  • 白泉社
4.12
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  • (3)
  • (2)
  • 本棚登録 :324
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592862734

作品紹介・あらすじ

ミッちゃん、だいすきだ。ずっとそばにいるよ。いつまでもずっと。切なくて、哀しくて、やがて溢れる優しい愛。榎田尤利の幻の傑作がいま蘇る。

感想・レビュー・書評

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  • 榎田さんと紺野さんのスーパーCPによる一冊。泣けるBLとして評価が高かったので(できれば泣きたくないなぁと)構えて読み始めたのにやっぱり泣きました。

  • 交通事故に遭ってしまい死んでしまった浩一。にもかかわらずなぜか浩一の身体と心は生きているように動いている。

    結果的にそれは浩一と満のお互いを強く、強く思う思念から成り立ったものなのだった。満が浩一に(恋愛、またそれ以上の家族愛にも似た)好意を持つようになるのは満の生い立ちと浩一の温かな性格からわかるけど、なんで浩一はあそこまで満のことが好きだったんだろう?一目惚れもあると思うけど満の淡々とした態度に隠れた寂しさなども汲み取っていたんじゃないかな。と勝手に解釈。

    大切な人を失うのは本当に怖くて悲しいことだと思う。それでも「二人だけの世界」を選ばなかった最後に好感というかよかったな、と思えた。
    いっぱい泣かされました。笑

  • ※ネタバレあり

    久しぶりに、BLを読んで泣いてしまった…
    全体的に軽妙な雰囲気で、オカルトっぽいところはラノベなんだけど…。
    冬の朝、友達がトラックに弾かれて死んだ。心肺停止、脈なし、脳死…なのに、普通に立って喋って登校もしている。こんなにデタラメな設定なのに、なぜか話は破綻せず矛盾せず。
    うん、そこらの哲学よりよっぽど死について受け入れられました…。

    「永遠の昨日」ってサラッと本文中に書かれている…しかも脇役キャラの言葉というこの気負いのなさが榎田さんのセンスというか、節というか…読んでて気持ちいい。
    どうしてこんなに易しい言葉で感動させることができるんだろう。すごく単純なのに深層に届く。最後の最後、世間的にも彼の死が確定したところで涙腺崩壊してしまった…家族のもとに還ったんだね。どうか二人が来世でも出逢えることを祈りたい

  • 泣けました…。最初は度肝を抜かされ、読み進めるうちにこうくるか!と展開していく話に一気に読破…最後はホント涙なくしては読めませんでした…

  • 2014年読了

  • 4年前くらいに途中まで読んで積読していた本。
    当時は魚住君シリーズのようなものを期待していたので少々残念だった。

    個人的にわんこ攻めは苦手なのだけど最後まで読めたのはやはり文章の巧みさにあると思う。とても読みやすい。
    わりと死体の描写がグロかったので「これセックスするんかな」と気になっていたけど最終的にはしていたので「ヤるのか」と感心した。

    相変わらず女性キャラが素敵でいい味出している。

    生(赤ちゃん)と死(浩一)というのを対比的に描いている。

    彼が最後に家族の元へ帰っていたのがとてもよかった。

  • のっけから『さよならへ向けてカウントダウン』がはじまってるわけで、二人もそれを心のどこかで知っているわけで…
    明るく健康的な会話が哀しいくらい不健康だ。切なく哀しく静かに…薄くつもる雪のようにサヨナラが重なって行く・・・そんな感じのお話でした。
    いい話だった。



    でも復刊は文庫で出して欲しかったなぁ…とちょっとだけwwww

  • 紺野さんの装画つながりで読んでみました。ただのBLではなくて考えることがあったのと、文体やキャラが魅力的だったのが素敵でした。

  • びっくりした。
    感動よりグロの方が印象がつよかった。

    お父さんが見ていた、というのにすごく泣けた。

  • 初めの方は軽い調子で進むのに、文の内容を想像するとかなりグロテスク。その空気のまま進み、「え、それ受け入れちゃうの?」ってくらい周りの反応がオカシイ。さらにオカルト要素まで出てきて、これそういう本だったの?と疑問視。
    しかし本の雰囲気に流されつつ読み進めていくと、次第に『軽い調子』では読めなくなる。文をそのまま受け止めず、事実と照らし合わせていったり背景を思いおこすと、なんとも切ない。
    『死んでいる』のに存在している浩一。自分にある時間が長くないことを知る。そして、同じく時間が有限であると心の奥では分かっているのに考えまいとしている満。互いに互いが大事すぎて、その存在がない生活を想像できなくて、認められない。

    ひき逃げ犯を病院で見かけたシーンは涙が溢れた。大事な人をこんな目い合わせた犯人が許せない満と、糾弾したところで自分の状態が変わらないかつ犯人に子供が生まれようとしている状況を鑑みてしまう浩一。
    新たに生まれてくる命のためを思う気持ちも分かるし、犯人を許せない気持も分かる。どちらの立場の気持ちも理解できるからこそ、やるせない気持ちになった。

    大切な人を大切にしたくなる、そんな物語。

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