飼い主はお兄様 (白泉社花丸文庫 い 1-22)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592874652

作品紹介・あらすじ

思いがけない母親の再婚が縁で高校生の植草智紀は、実力とルックスを兼ね備えた人気作家の義兄・桐生翠と同居することになる。以前から桐生のファンだった智紀だが、実際の桐生は高飛車で智紀を迷惑に思っている様子。おまけに家事一切を押しつけられ、なんだかんだと嫌みを言われ智紀の気分はすっかりシンデレラ(涙)。しかしある夜、桐生を相手にエッチな妄想をしてしまった智紀は、桐生への自分の気持ちを自覚し始めるが…。

感想・レビュー・書評

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  • 小説家(義兄)×高校生(義弟)。少女マンガのようなノリと展開。最後の10P足らずで強引にエンディングまで持っていくのはさすがに苦しい。お楽しみを目前にシャッターを下ろされた感じ。悶々と思い悩む受が仔犬のように純粋で素直で一生懸命でいじらしく、可愛い。エロ要素はほぼ皆無といっても過言ではない。エロに期待をしなければそれなりに楽しめる。個人的に…、口絵、挿絵がないのは外で読む際に大変助かる。

  •  ものすっごい、尻切れトンボな話だった……(茫然)

     はっきり言うと、「これから」というところで終わってます。
     まぁ、これで出てるレーベルが「コバ●ト」とかだったら、全然納得ですし。
     他の作者さんとかだったら、何とも思わなかったと思うんですけど……。
     花丸文庫で、この作者さんで、このオチは正直ないよなー……と、思うんですけど。



     以下、いろいろネタバレです。

     はっきり言って、物語のページ数のバランスが絶対におかしい! って思うんですけど……。
     いやまぁ、ページ数が全てじゃないのもわかった上で、あえて言うんですけど。

     大事な大事な告白のシーンが3ページで終わりってどういうこと!?

     いえ、そらねー。もう、2人の気持ちがお互いにじわじわお互いにわかってて、最後のとどめの告白シーンが3ページだったら全然、問題ないんですよ。
     今まで積み重ねてたものがちゃんとあるんなら、そんなに言葉はいらないと思いますし、とどめはきっぱりはっきり一撃で、というんなら、いいんですけど!

     全くの誤解のまま、主人公が「俺はおもちゃじゃねー」って叫んで。
     そしたら「お前はおもちゃじゃない」って相手が出てきて。
     抱きしめて、ハッピーエンド……
     しかも、そこで物語がぶちっと切れて終わり。

     酷い……これは、いくらなんでも酷過ぎる……。

     もう少し、余韻とか情感とかあったら一番いいと思うんだけど。
     普通は、ここから怒涛のアレなシーンになる……のが、今のBLの常識、のはずだったんですが、そんなことこれっぽっちもなかったです。

     まぁ、最後の後書きを読んだら、作者様、体調を崩されていたようなので、しょうがない、と言えばしょうがないと思うんですが……。
     それでもやっぱりなー……。
     出すからには、最低限のクオリティは確保してほしいところですが……。

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