華園を遠く離れて 花降楼シリーズ第五弾 (白泉社花丸文庫)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592874942

感想・レビュー・書評

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  • 身請けされた色子たちがその後どうなったのか気になってたから、こういう番外編的な話すっごく嬉しい!忍・椿編めっちゃ面白かった~~!可愛い子同士がきゃいきゃいじゃれてるの大好きww2人とも可愛すぎ!幸せに暮らしてる様子がわかって良かった~~。蕗苳の所はこれからまだまだ先は長そうだけど2人とも頑張ってほしいな~。綺蝶と蜻蛉は激甘でしたw

  • 花降楼シリーズ第五弾 ここまでに登場した蕗苳、綺蝶、蜻蛉、忍、椿たち五人のその後お話。

  • 4巻目までのカップルの総集編。
    それぞれが花降楼を後にしてから、娑婆での暮らしについて。
    まぁ、豪華版ですね。豪華なんですが、私には少し物足りなかった。
    詰め込みすぎて、尻切れトンボになってたのがなんともなんとも…。

    最初から最後まで、どこまでも砂吐きゲロ甘ネタです。
    甘くて甘くてお口の中がべちょべちょしそうなくらい、糖度が高い
    。しばらく、こんなげろ甘見てなかったので、腹部豊満感が凄まじい。
    桃色指数もやたら高いので、ちょっと食傷気味です…。

  • シリーズ5巻。
    4巻までのカップルのその後、激あま短編集。

  •  この本には全部で3つの話が入ってます。

     まずは「恋路」。
     これはシリーズ第一弾に出てきた蕗苳と旺一郎のその後の話。
     蕗苳は願い通り努力で、両親が経営していた旅館を取り戻し、旺一郎は大学に残って医者の勉強をする……という形で遠距離恋愛をしていた二人ですが、なんとか旅館を再オープンできることになったので、旺一郎がそれに合わせて蕗苳の元にやってきて……という話。
     蕗苳にはまだまだ大変な事がたくさんありそうですが、前向きに頑張ってるから、きっといつか花開く事がありそうですよね。
     って、シリーズ一作目だったせいか、どうにもこうにも個人的に蕗苳の印象が薄いです。
     いや、多分、その後に出てきた蜻蛉とか綺蝶の印象が強すぎるのがよくないんだと思うんですが……。


     で、次が「弄花」。
     これは、御門と喧嘩した椿が忍の家に押しかけていく話。
     なんていうか、椿は本当にはっきりしてて、でも忍に対してはとっても気持ちが優しいので、見てて楽しい。ちょっとすっきりするよね……。
     でも、そんなことされたら普通はお金がもたない……って、同時に青くなるけれども。

     一方の忍は、とても気持ちの優しい子なので、椿との再会を素直に喜んでて、この子、本当にいい子って涙が出そうに……(苦笑)
     でも、忍も忍で、蘇武との間に不安を抱えていて……という感じで。

     なんていうか、この二人はせっかく店という縛りがなくなったんだから、これを機会にもっと頻繁に行き来したら、もっとお互いにいい関係が築けるんじゃないかなー……と思ってほのぼのしい。
     もっとこの二人の絡みがみたいです(友情的な意味で)


     そして最後、オオトリ!
    「溺愛」! 綺蝶と蜻蛉のカップル!
     いやー、もう、大好きです!

     何ていうか、蜻蛉が綺蝶があんなに想って、あんなに大事にしているのに、全然気が付いてない辺りがすっごいツボ。
     でも、ようやく二人きりになれて。
     以前みたいに、お職争いとかなくなって。
     蜻蛉がちょっと前より素直になってるのがかわいくてごろごろ。ものすっごく悶える。
     ものすごいかわいいです。

     髪切った綺蝶見て「前よりかっこよくなったから顔見れない」ってどこの乙女なのあなたは! って、机をバンバン叩きたくなる勢い(苦笑)
     何でこんなに蜻蛉かわいいんだろう……。

     そして、最後は綺蝶の希望で蜻蛉に白無垢着せて、二人きりの結婚式。
     恥じらう蜻蛉がかわいくて、大分、綺蝶に嫉妬しそうになりますが、相手が綺蝶だからあんなに蜻蛉はかわいいのであって……と思うと、仕方ないから諦めてあげる! という気分になりました。
     ごちそうさまです。

  • <花降楼シリーズ>
    『君も知らない邪恋の果てに』
    『愛で痴れる夜の純情』
    『夜の帳、儚き柔肌』
    『婀娜めく華、手折られる罪』
    ⇒『華園を遠く離れて』
    『媚笑の閨に侍る夜』
    『白き褥の淫らな純愛』
    『愛しき爪の綾なす濡れごと』
    『臈たし甘き蜜の形代』
    『恋煩う夜降ちの手遊び』

  • 複数カップルあり

    花降楼で結ばれたカップルのその後を描いた短編集です。
    忍の健気ぶりや椿のツンデレっぷりが健在で面白いです。
    これからも仲良く幸せにくらしてほしい。
    そう願う一冊です。

    ☆あらすじ☆
    売春防止法が廃止され、一等赤線地区として復活した吉原の男の廓・花降楼。見世で妍を競った蕗苳、綺蝶、蜻蛉、忍、椿たち五人は、やがて切っても切れない絆で結ばれた伴侶とともに遊里を後にした。奈落から昇りつめた彼らの、その後の暮らしとは?蜜のように甘く濃厚な愛慾の日々を描ききる、大人気・花降楼シリーズ第五弾。

  • 花降楼シリーズ5
    シリーズ1~4後日談

    その後・番外編とかって好きなんで楽しめました。
    このシリーズは、樹要氏のイラストあってのものだと思います。
    遊郭の雰囲気と絵柄がよく合ってる。
    題のつけ方もそれぞれに凝ってて、艶っぽいところにそそられます。

  • 番外編というか、その後編?
    花降楼を出た色子たちのその後。ラブラブ編。って感じで。
    本編読んだのは綺蝶×蜻蛉(漫画)と忍(小説)だけだったけど、それ以外の椿や蛍のお話も普通に楽しめました。
    綺蝶×蜻蛉のお話は漫画の最後と一緒の話で、小説に忠実に漫画が描かれてるってのがわかってそれはそれで面白かった。ホント忠実。
    花街を出てもいろんなことに躓いたり不安になったりしながら、大好きな人のそばで一生懸命生きてる元・娼妓たちがとってもかわいいです。

  • DCD有り。

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