魔導師と約束の花嫁 (白泉社花丸文庫 あ 8-4)

著者 :
  • 白泉社
2.67
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 36
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592876199

作品紹介・あらすじ

大学生の越畑樹澄は父を亡くし叔父の家に引き取られて暮らしていたが、夜な夜なエッチな夢を見るようになりなんだか居辛くなっていた。そんなところへ、小さい頃に姿を消した母方の祖父が最近他界し、孫の樹澄に生前共同経営していた輸入雑貨店の権利を相続させるという遺言があったことを知らされる。どんな店かと訪ねて行けば、シルバーブロンドの長髪で青い瞳の冷たく綺麗な男にいきなりヘンなことをされて…!?バーナードと名乗るその共同経営者は、実は魔導師で祖父の師匠だと聞かされる…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【※BL注意】

     大学生の越畑樹澄は、幼い頃に行方をくらませた祖父が残したという輸入雑貨店の経営権の30%を相続することになった……という話を聞き、相続するかどうか決めるためにも、その店を一目見に行こうと思い、店に向かうと、そこで売られていたのは、輸入雑貨ではなく、怪しげな商品と喋る猫で、祖父との共同経営者だったという男は、バーナードと言い、微妙にずれた返事をする男だった……

     というちょっとぶっ飛んだファンタジーBL。
     でも、そのぶっ飛び具合が相当なものなので、物語的に多少、道理が通らない記述があっても「あれ?」ですんでしまうのが恐ろしいところ……(笑)
     個人的に一番「あれ?」と思ったのは、何でバーナードが師匠に対して、あんなにもいろいろとちょっかいをかけるのか……ということだけれど、それもまあ、バーナードだからしょうがないか……と思わせるだけの性格の不思議ちゃん具合があり、樹澄自身も「え? そんなにあっさり受け入れちゃうの??」的なズレ感があって、まあ、そんな二人だからまあこんなまったり具合でいいのかなあ……と思います。
     でも、時折、樹澄が酷くまともなことを言い出すので、なんだかもうちょっとこの話の続きを読んでみたいなあ……と思わせるものが充分にあり、なんだか細かいところは詰め切れてないと思うんですが、キャラクターの魅力で充分に読ませられることのできる作品でした。
     これはある意味すごいことだと思います。
     話の詳細よりも、二人のやり取りがもっとみたい! どうしてこの二人がこんな関係なのか知りたい!! と思わせるのは続き物だったら面白いなあ、と思うんですが、これ一冊だけの単発だったらちょっともったいないですねー。

     是非、続刊お待ちしています。

  • ちょっと面白設定。後半シリアスになるのかと思いきや、ほのぼの展開。登場人物に個性があって微笑ましい。世界観も新鮮

  • せっかくエッチな夢から始まるのから、もっとエロくても、良かったのに。
    バーナードが変人過ぎて、後半やきもきさせられました。

全3件中 1 - 3件を表示

あすかの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×