裁きの騎士に恋して (白泉社花丸文庫)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592876274

感想・レビュー・書評

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  • なんか…じんわり泣けました。
    受の生い立ちが不憫だとか、大きなトラウマがあるとかではなくて、良くも悪くも本当に普通の、どこにでもいる男性なんです。
    自分に自信が持てなくて、あまり言いたいことを言えなくて抱え込んでしまう大人しいタイプ。
    日常に起こりそうなトラブルの連続で、疑心暗鬼になって追い詰められていく受が辛くて可哀想で泣けてきました。
    そんな受を真摯に丸ごと包んで受け止めて支えようとする攻の存在が大きかったです。
    この作品は3部作らしく、[金のひまわり][裁きの騎士に恋して][夜には甘く口説かれて]の順番となっているようですが、単体で読んでも問題はなかったです。

  • ぐるぐると考え込んでしまうけど、相手の迷惑になりたくなくてなにも言えなくなる記章。悩んだときや不安なときには、仁に言ってしまえば解決したのでは...。と言いたくなるところが多くあった。「まだ我慢できるくらい」と耐えるのも必要なときもあるけれど、記章のことを大切に思っている仁にとってはもどかしいだろう。少しずつでも、自分に正直に言いたいことを言ったり、甘えたり出来るようになるといいな。と思った。

  • スピンオフだったそうで、先に読んでしまった。。

    なので正直なところ仁(攻)の明確な背景を理解しないまま読んだけど、何とかなるものだw
    確かに前作読んでた方がいいんだろうけど、独立した話としても面白かったの。

    しかし、比嘉の野郎!!!!
    地獄の果てまで落ちてしまえぇぇぇぇぇ

    記章の臆病さが痛々しくて(T_T)
    それにやっぱり仁の元彼やらの登場でただでさえ自信ないのに落ち込むよね。。
    そこに比嘉の卑劣なやり方。
    もう記章がこれから仁と幸せでありますように。

  • 裁判官×サラリーマン。⒑歳の年の差カップル。汚職の嫌疑をかけられる受けを健気に支える攻め。攻めは内面外見ともにいい男ではある、が、問題解決には直接かかわりを持たない。良識あるはずのいい大人が成り行きで肉体関係を持ち、唐突に交際へと発展する二人の関係に違和感を覚える。スピンオフ作品とのことで機会があれば「金のひまわり」も読んでみたい。

  • まぁ・・・アレだね。攻めの職業はどーでもよくね?ってストーリー(だって問題に対して頑張ったのは攻めのモト彼だもんなぁw)。

    前作読めば納得できるのかなぁ・・・というわけで『金のひまわり』注文~

  • 「金のひまわり」のスピンオフです。二人の出会いが「金のひまわり」に短篇で載っています。
    朝比奈は完璧にいい男です。前作で振られたのは相手の趣味が悪かったとしか思えません。幸せになっていただきたいと思っていました。
    今回はほんわかした話かと思えば全く違い、記章を見舞う出来事がメイン。若いからか記章は危機感無さ過ぎ。一本足りないぞ!
    朝比奈がしっかりしているのでこのくらいがちょうどよいのかもね。
    これを読んでいて自分の駄目ツボが分かりました。「別れた恋人が友人等としてそばにいる」苦手です。

  • 裁判官×会社員。
    「金のひまわり」スピンオフ。
    裁判官というのは、こういう話に絡めにくいのだろうなぁ…と思ったり。
    懐かしいキャラクタがきっちり出て来て嬉しかったり。

  • B-PRINCE文庫「金色のひまわり」スピンオフ

  • 「金のひまわり」のスピンオフ。

    金のひまわりで泉樹から振られた判事補・朝比奈仁のその後を、「水族館の夜」で出会って付き合い始めたサラリーマン・棚橋記章視線で書いたもの。

    まだ年若い記章が仁のような完璧な人に付き合ってと言われるも、自信の無さからつい臆病になり、しかも元彼と思しき男性を見かけて…。

    あとがきでもありましたが裁判官という職業は物語を紡ぎにくいとか。なので若い記章視線で書いたのだと思われます。

    Hシーンはそれなりにエロい。“猥りがわしい”という描写の多用がちょっと気になった。字面が独特だからHシーンの度にそれを書くのもね…。

    短編で白石弘毅×折原泉樹の様子も書かれていて、ほとんどHシーンだったのは◎(笑)

  • 『金のひまわり』のスピンオフ作品……らしいです。

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠野春日の作品

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