- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592876663
感想・レビュー・書評
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従×主 ワンコ攻 ツンデレ受 年下攻 女王様受
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★3.0。さらっと軽かったけど最後は感動して落涙。コックコートを純白の天使とか言っちゃう攻のモノローグで始まり、どんなラブコメかと思えば、その愛は予想以上に深いものだった。何気に報われない恋をしてる受と、そんな受を包み込もうとする攻にホロッと来た。そして最後の携帯プレーヤーのくだりでガツンと来た。攻がクロとしてカノエまで辿り着けて良かった。そして受もクロと出会えて良かった。心温まる話だっただけに、設定の割に軽い描写で物足りなさがあったのが残念。
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話の運び具合としては、まあまあ好みだったんですが、どうにも話の展開自体が早すぎて……。
「気付いたら好きになっていた」というのを、もう少し、丁寧に描いてくれていればなあ、と思ったり。
メインのキャラふたりも好きだったし、周りを固めるひとたちも善意の塊みたいなひとだらけで好感もてていたのに。
欲を言えば、義彦さんのイラストが見たかった。 -
表紙絵良し、タイトル良しでこれぞまさに表紙買いしてしまった作品。期待通りの面白さで満足です。
大型血統書付きわんこのクロ(受の命名)×美人のガサツ系おらおら受の颯真。パティシエの颯真は店の前で倒れていた大型わんこのクロを拾うのですが、なついてしまってしっぽをふりまくり。もちろん、お店を手伝わせるとソツの無い仕事振りで、飯を作るのもすぐに上達。なので、なんとなく流れで同居させます。
とはいえ、この二人デキるのが即行で安易じゃないかと気になったりもしたのですが、まあ犬?だし、片想いに苦しむご主人様を慰めるのであれば良しとしました。ものすごく一途なわんこだし、多少計算が働くのも攻としていい傾向。
だんだんほだされていく颯真も、口はめちゃ悪いけど心根はやさしくて片恋に涙したりする弱さもあって読むうちにどんどん好感が高まっていきます。
記憶喪失ものの展開として、いつ元に戻ってしまうかという切迫感があって、ドキドキさせられました。戻ってしまって颯真とのことを忘れても、犬としては本能的に覚えてるんじゃないかと勝手なこともうっかり考えてしまった…
記憶が戻ってからの話はかなりうるっとしてしまいました。とっても用意周到なクロに大絶賛です。
お菓子とか、記憶を失った王子様とか、女子好みのうっとりするネタがあちこちにばら撒かれていて、こっちもあっさり餌付けされました。
Hは大型わんこ攻なので、愛情まっしぐらなベッドシーンはいっぱいありましたが、エロくはなかった。エロすぎたら別物のハナシになってしまってダメかと思いますが。