恋煩う夜降ちの手遊び (白泉社花丸文庫 す 2-11)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 174
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592876724

作品紹介・あらすじ

多数の婦人票を集め初当選した美貌の三世議員・諏訪芳彦のもとに、吉原にある男の遊廓『花降楼』から一通の手紙が届いた。差出人の名は藤野。心当たりのない諏訪は真相を確かめるべく見世を訪れ、その妓の正体が、諏訪の母親が贔屓にしていた呉服屋「葛屋」の幼い養子・眞琴だと知る。愛らしかった眞琴は、一家離散の果てに妖艶な娼妓・藤野へと成長していた。奈落から連れ出そうと、諏訪は身請けを申し出るが、「一生面倒を見るほど愛している」という身請けの意味をわかっていない諏訪に眞琴は拒絶を示す。大人気・花降楼シリーズ、待望の第十弾。

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく図書館で手に取ってみたBL小説。読み物として面白かった。これは切ない。シリーズらしいので他のも読んでみたくなった。濡れシーンは多めで、表現がストレートでがっつりとしてるので苦手な人は注意。。

  • 電子書籍にて。花降楼その10。面白かった。まああれだ、遊郭ものは攻めが大富豪の方が盛り上がれるなと。こういう設定の受けさんは湿っぽい方が好みだけどいじらしくてツンデレも可愛い。恋人ごっが切なくてキュンキュンしたよね。終盤に失踪フラグが立って超ワクテカしたのにへし折られてガッカリしましたがw 終わりがぶった切りなので、終わり方にもう少し余韻があったらなー。とちょっともったいなさが残る感じ。

  • 良かった~!面白かった!夜の帳~以来のせつなさで泣けた;;本当は諏訪さんのことが好きなのに、どんなことがあっても本音は言わない藤野のいじらしさがたまらなかった。諏訪さんを庇ってケガまでしたのに記念とか言うし(涙)藤野が幸せになれてほんと良かった!お互いが運命っていうことを言ってたのが素敵だった~。藤野って一見ツンとすましててクールに見えるけど、実は健気っていうギャップがまたいい!諏訪さんにだけ本音が出ちゃうとこ可愛かった~
    花降楼の子たちは健気な子ばっかりだな~。

  • 王道ネタで安心して読めた 処女童貞好きだから、このシリーズは君も知らない~と臈たし~が一番好きかな ハイスペック攻め様好きなんで、どの本も攻めがハイスペック攻めなのがいい

  • 半端ないツンデレ受でした。
    シリーズ中屈指だと思われます。
    いやぁ……このシリーズも長くなってきましたが、抜群の安定感。
    よくまぁ、ここまで引き出しあるな、と感心します。
    しかも面白いからこれがやめられない。

    今までと違って、今回の受は年季明け間近ってことですかね。
    しかも初恋の人相手に恋愛ゲームを仕掛けるとか。
    最初から負けてるのに、本心を隠しちゃうあたり、なんてツンデレ。
    遊び慣れてる癖に、微妙に鈍い攻にイラっとするというか、ヤキモキするというか……。
    ハッピーエンドと安心して読める作品なので、満腹です。

  • <花降楼シリーズ>
    『君も知らない邪恋の果てに』
    『愛で痴れる夜の純情』
    『夜の帳、儚き柔肌』
    『婀娜めく華、手折られる罪』
    『華園を遠く離れて』
    『媚笑の閨に侍る夜』
    『白き褥の淫らな純愛』
    『愛しき爪の綾なす濡れごと』
    『臈たし甘き蜜の形代』
    ⇒『恋煩う夜降ちの手遊び』

  • 花振楼シリーズ10 「こいわずらうよぐたちのてすさび」

    三世議員・諏訪芳彦×藤野(呉服屋「葛屋」養子・眞琴)

    葛屋が潰れて遊郭に身を置く藤野は、葛屋の顧客であった諏訪に営業の手紙を書く。

    このシリーズではお決まりになってきた病室でのクライマックスです。遊女が旦那に対する誠を見せるには一番のシチュですけれど。

    生意気そうでも健気な藤野。手紙や接吻は、諏訪が始めてってのがいいですよね。

  • 久しぶりの花降楼シリーズ!!
    やっぱり好きだ♪

    藤野が美人さん!!

    鷹村編、是非読みたいです(≧ω≦)

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