ガラスの仮面 27 (白泉社文庫)

  • 白泉社 (2016年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784592880271

作品紹介・あらすじ

連載開始40周年を迎えた、少女まんが界に輝く不朽の演劇ロマン、文庫最新刊が登場!マヤ、亜弓、紫織…三人それぞれの愛と苦悩から目が離せない!!巻末インタビューは女優・貫地谷しほりさん。
2016年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • はぁ、、、というのが感想。
    いや、確かに甘かった。26巻のほうの感想で「あー二人がくっついた、めでたしめでたし」と思ってしまった私が甘かった。
    だか!まっさかここまで紫織さんが「強い」とは私も思ってなかったもの。
    挙句の果てにマスミンまで狂い始めるしさ。優柔不断過ぎよ、マスミン。桜小路くんのほうがよっぽど男らしいぞ!
    一方でハミルさんとよろしくなってきた亜弓さん。
    少女漫画の主人公として多々恋をしてきたマヤに対して初恋(?)の亜弓さんが
    めっちゃかーあいい!
    紫織騒動で色々と読者も心が疲れてる(笑)から亜弓さんの笑顔は至福でしかない。
    50巻、はなゆめ一冊分で完全消化できるのかは疑問だけれども、早く出して欲しいな〜

  • 亜弓さんは紅天女に向けて超! がんばってるのに、なんかマヤは違うことがんばってるなあ。

    紫織さんはご乱心で、刺してみたり燃やしてみたり浮かんでみたり、今回もやりたい放題。
    それにしても真澄さまも、マヤにもうちょっと説明してあげるとかないのかなあ? 
    あんなに頬染めてラブラブだったのに、急にアンタ。
    でも聖さんを殺しそうになって(笑)、やっと気づいたのかな。

    マー、いいところで終わっちゃうんだもん。
    次が読みたい~。
    何年後の発売かなあ……。

  • はじめに気持ちがあって、言葉と動きがある。。。
    この小さな体のどこに情熱があるのか?
    芝居しかない、演劇しかないという狂喜、少女漫画であることは、忘れて読みいっています。

    タイトルにあるガラスとは壊れやすい、仮面とは身に付けることで、身に付けた者のすべてを変えてしまう。ただの仮面ではない。人間の深層の現実を格調高い形で表現されている。

    北島マヤを見ていると、おそろしささえ感じる。壊れやすい仮面は、なにをもたらすのか、つい引き込まれ、期待を高めざる得ない。

    ひたむきで、熱くて、その情熱に圧倒される。まさに情熱の大肯定。そして、人生の大肯定。いまの時代こそ、読むべき漫画だ。

  • 辛くてまた私は床を転がり回りました……

    マヤちゃん真澄様を信じて進んでくれ!

  • 主人公のマヤと主な登場人物、亜弓と真澄が窮地に立たされ苦悩している巻。
    そして、今回は普段脇役の人間が大きくクローズアップされている。

    亜弓は目がほとんど見えない状態で芝居の稽古を続ける。
    真澄は前回のクルーズ船の出来事をきっかけに、紫織に結婚の話はなかったことにしたいと申し出るが、ショックを受けた紫織は自殺をはかる。
    責任を感じる真澄はいったんはマヤをあきらめようとするがー。
    そして、マヤは真澄に冷たい態度をとられ思い悩む。

    今回、亜弓の話では彼女につきまとっている(?)カメラマンのハミルが大きく関わってくる。
    そして、亜弓に恋をしていると自覚するハミル。
    真澄の話では聖が真澄に揺さぶりをかけて本心を引き出す。

    今回はどの話も感動的で、大人っぽい話に変わってきたな・・・という印象を受けた。
    主人公のマヤや亜弓が成長したからだろうけど・・・。
    特に、自分は真澄の心が分からないと悩むマヤに月影先生が言った言葉が深い。
    同じ経験をした人だから言える事だと思う。

    どの登場人物にも幸せになってほしいけど・・・。
    紅天女になれるのはたった一人だからそれは無理なんだよな~。
    それにしても、紫織の行動は最低、最悪。
    体が弱いだけでなくて、心も弱い人なんだ・・・と思った。

  • ようやくここまでたどり着いたけれど、ここで立ち往生。どっちにも進めなくなってしまった。
    そして真澄さんもどん詰まり。どうすんの、これ?
    「真澄さま、いつまでも信号は赤ではありませんわよ」
    いつかの水城さんの名セリフ。あー、痛恨。
    そして紅天女。めげない亜弓さんに心が震えます。マヤもそうであってほしいのだけれど、そうなっていないのがもどかしい。
    とにもかくにも、物語はここで終了。とてもおもしろかったし、読んでよかったです。

  • 登場人物がそれぞれに、心や体がボロボロになっていて「もっと、どうにかならないの~!」ともどかしくなる巻です。


    美内先生、続きを…続きを、お願いします!

  • 早く終わって欲しい

    最初の頃(子供の頃)はマヤが好きだったけど、
    ここまで読んできて
    今やもう人生折り返しにもなると、
    このままマヤがハッピーエンドになったら、
    みんなキレるんじゃない?
    炎上確定よね?
    マヤは速水真澄と逃亡して
    紅天女はあゆみさん、
    そして、カメラマンと愛をはぐくみ、
    大都芸能は倒産、
    でどうよ?

    まさかあゆみさんのファンに
    自分がなるとはね。

    まあマヤは紅天女で、
    あゆみさんは目が見えなくなり
    カメラマンと暮らす?
    が想定内かと思うので、
    作者は必ず最終回まで発表して下さいね!

  • 亜弓さん…
    神がかってる。

    どんな風に二人が紅天女を演じるのか、
    はやくみたい…

  • ため息。

    うまくいかないなぁ。

    千草、よろし。
    心はひとつ。

    2017.03

  • 少女マンガの王道。ようやく心が繋がった真澄とマヤ。が、真澄に破談を持ちかけられた紫織が錯乱し自殺をはかったり家に点けたり(恋敵であるマヤと真澄が名乗った「紫のバラのひと」に対する憎悪のあまり)。ますます視力がきかない亜弓は視力の低下を隠すためにハミルの力を借り始めるが……?

  • ちょうどこの前のとこまで単行本で読んでたはずなので(友達に借りて)、ちょうど売ってて、読めてよかった。
    でも忘れがちなので、文庫で揃えて買おうかなぁー
    やっぱり面白い。

  • しおりさんが大変なことに・・・!

    そして、月影先生が、マヤに演劇のみならず恋愛指南までしてるし(笑)

    あーこの三角関係どうなるのか・・・。

    亜弓さんの目も気になる・・・

    あんまり進んでないけど(演劇パートが好きなので)恋愛模様も楽しいからいいか。

    なにもかも芸の肥やしになるのだなぁ。

  • 速水さんとマヤの恋愛メインになった途端の、ぐだぐだ感が半端ない

    今迄の作品見ても、割とヒロインの波乱万丈な人生を描くのがメインで
    恋愛はこれと言ったエピもないまま、最後にあっさりくっつく感じだったけど
    この人の作品はそれで良い

    今作も妖鬼妃伝のようにラスト近くで「やっと気付いたわ、私
    速水さんが好き」位で十分なのに思う

    この二人だけでも、展開がもたついてるのにその上ハミルまで・・・orz

    どうしても必要ならせめて、もう少しイケ面な相手にしてあげて欲しい
    紅天女の相手役がアレなんだし、それにしても二組揃って年の差カップルって

    他にも絵の劣化とか、色々言いたい事は有るけど、これだけ休載の多い
    人なので新刊出ただけでも評価はしたい程、ハードル下がってる

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著者プロフィール

1951年2月20日生まれ、大阪府出身。16才の時、「山の月と子だぬきと」が集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。 1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)は、少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。伝奇ロマン「アマテラス」(白泉社)では、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として知られる。『妖鬼妃伝』で1982年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で1995年度日本漫画家協会賞優秀賞。

「2023年 『人形の墓 美内すずえ作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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