- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592880738
感想・レビュー・書評
-
バンコランの過去回のマライヒが可愛すぎか。もはやどっちも男だという事実があまり気にならない。パタリロの能力もさらに常軌を逸してきて、時空を自由に飛び回るようになってきた。彼に関してはなんでもアリなので、とても使い勝手のよいキャラクターを生み出したな、という感想。ジワジワ面白くてつい読み進めてしまう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書録「パタリロ!選集3」4
著者 魔夜峰央
出版 白泉社
P126より引用
“人にはそれぞれちがった幸せの道がある
ひねくれた知能の持ち主ながらパタリロはそのことだけは知って
いたのです”
目次から抜粋引用
“パタリロ7世と8世
時を駆けるパタリロ
パタリロ8世と10世
忠誠の木
霧のロンドンエアポート”
南海の小島の王国の少年国王を主人公とした、少女漫画風ハ
チャメチャギャグ漫画。
花の咲き誇る良い天気のある日、自国の鉱山の発破作業を見学
に来ていた主人公・パタリロだったが…。(パタリロ7世と8世)
上記の引用は、「忠誠の木」という一話での一文。
普段はでたらめなパタリロですが、指導者としては素晴らしい人
物のようです。
生身で時間を渡れるようになって、いよいよ人間離れしてきま
した。理屈を気にする人は納得出来ないところが多いかもしれま
せんが、あまり深く考えていたら楽しめないこともあるでしょう。
科学的整合性に重点を置かれるのであれば、本格SFを読むほうが
楽しめるのではないでしょうか。
ーーーーー -
「忠誠の木」「FLY ME TO THE MOON」
-
ひょんなことからタイムスリップを体得したパタリロが、バンコランの過去へ飛ぶ!バンコランの過去の恋人デミアンに、マライヒは嫉妬の炎を燃やす。ぶっとんだギャグの中にも魔夜峰央氏の博識ぶりが見え隠れして、とてもおもしろいです。パタリロは明らかに人外の生物だが、目から怪光線が出るバンコランも充分にふつうの人間じゃないぞ!