- Amazon.co.jp ・マンガ (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592882213
感想・レビュー・書評
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森川久美の代表作。昭和初期の魔都・上海を舞台にした歴史ロマン・サスペンス。耽美で切なくて、あやしくて最高に面白い。日中ハーフの美少年・黄(ワン)くんと本郷さんのあやうい関係にずいぶんときめいたものでした。
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文庫全3巻。
読んだはずだがほとんど内容を思い出せないマンガの一つを、
じゃあ読み直してみようってことで購入。
①巻は序章に当たる「蘇州夜曲」と後日談=本編「南京路に花吹雪」の取っ掛かり。
1930年代、フランスを初めとする列強各国の租界に侵蝕された
魔都・上海へ左遷された新聞記者・本郷が陰謀に巻き込まれる近代史ロマン。
本郷の行きつけになった酒場のバーテンダー・黄(ワン)は
意外な素顔を持っていた……。
野望の王国を築こうとする将校や、それを阻止せんとする者の思惑に、
ゆくりなく巻き込まれてしまう本郷と黄。
そこに中国人の抗日運動などが絡んで、物語は大きなうねりを見せる。
黄がダンスパーティでタンゴに合わせてワルツを踊るという、
「くすぐり」シーンは妙に記憶に残っていた(笑)
《②巻感想に続く》 -
内容、ムードともに秀逸。
黄が本郷に協力している頃の、淋しさが何とも悲しい。
黄の望郷の思いも、報われることはない。
最後は自由になれたかな…。 -
少女まんが版「黄土の奔流」。
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上海に行きたくなる
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昭和初期の上海が舞台の、激動の時代のはなし。
黄子満が格好良すぎます!!
全3巻。全巻持ってます。 -
これは「黄土〜」へのオマージュでいいのですよね?
当然のように黄が好きです。 -
テーマ、重っ!歴史小説読んだみたいだった。太平洋戦争突入寸前の上海。こういうのが少女マンガ誌でやってたんだなぁ。。
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その後の人生を大なり小なり中国に関わるはめになった、記念すべき作品。懐かしの上海!
このマンガの前後に「上海バンスキング」が上演されて、私が騒いでいたら、知人が貸して呉れました。バカなので全然...
このマンガの前後に「上海バンスキング」が上演されて、私が騒いでいたら、知人が貸して呉れました。バカなので全然話は覚えてませんが、妙に切なかったイメージが残っています。。。