- 本 ・マンガ (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592882510
作品紹介・あらすじ
19世紀、大英帝国の首都ロンドンが最も輝いていた時代。バジル・ウォーレン卿の不思議で素敵で優雅な日常…。洒脱でウィットに富んだ著者の代表的傑作!
感想・レビュー・書評
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オールタイムベストコミック。
中学の時、友達から借り、少女マンガらしからぬシンプルな絵柄と洒脱な物語に惹かれる。
ちょうどその頃、東大の教育実習生が来ており、彼のおすすめ本が「坂田靖子」でうれしいと同時に「なんで秀才大学生があえて少女マンガを?」と訝しく思ったものだった。
それから歳月が流れ20代になって再び文庫版を入手し、3度の引越を潜り抜けて、今も「バジル氏」は自分の手元にある。あの教育実習生の眼は確かだった。
ここには人生の機微が描かれている。 -
「紳士」の理想を形にしたような漫画。
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※電書
再々・・・再読
紙書は手放してしまったので白泉社セールで買い直し -
物語のセンスが飛び抜けてて、メインストーリーとサイドストーリーのバランスと絡み合いが達人。ハッチンスン公爵の回が重いながらすばらしい。
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お気に入り。この後、ヴィクトリア朝を舞台にした作品にはまった。
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THEイギリスという雰囲気はステキですが、
絵とギャグが好みではなかった。
長いスパンで人を家に招いて住まわせる感じとか、
羨ましい時代の羨ましい階級の空気が伝わってきます。
「死体移動」をしたいが為に、
憎めないサギ師役だったアーサーをあっさりと殺してしまったのかな。
不自然だったし、アーサーが本当の悪人という感じになってしまい、
あの一話だけ物語から浮いていた。 -
坂田さんの絵はすぅっと描いてあるのに、どの時代ものでも
すっかりその空気を醸し出してしまっておられるのが
かっこいいのです。
短編集に”村田”ってこれも大変お薦めな洒落た話が
あるのですが、ここでは戦時中のお話を
描かれています。
坂田さんはイギリスのイメージが強いんですが、
”村田”を読むと180度異なるのでぜひ読んでみてください。
バジル氏は私からすると完璧な紳士で、これを
描かれた坂田さんも完璧主義かしらと思ってしまうのですが。
一部の隙もない精巧に作られたお話が多いような気がします。 -
これくらいの年代の文庫化している少女マンガは安心して読める…。
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全5巻 完結
著者プロフィール
坂田靖子の作品






坂田靖子って何を読んだかなぁ~「バジル氏」は読んだコトないから、手にしてみようかな。少しは歳を経たので...
坂田靖子って何を読んだかなぁ~「バジル氏」は読んだコトないから、手にしてみようかな。少しは歳を経たので面白さが判るようになっているかも、、、