笑う大天使 第2巻 (白泉社文庫)

著者 : 川原泉

• 白泉社 (1996年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[scrlttsissiさんの感想 · 2012年6月20日]

どんでん返しがバカバカしくてよい

[もももさんの感想 · 2012年5月8日]

本棚の奥からひっぱりだしてきて再読。

特に、後日談３編が好きです。
クスっと笑って、涙して。
そして、最後の頁が私にはたまりませんｗ
別々の道を歩いていったけれど、大切なところは三人とも変わらずにいたのだろうなぁと想像してしまいます。

一度「花とゆめコミック」版のを手放したけれど、やはり手元に置いておきたくて文庫版を買いました。
これはもう手放せないと思います。

[ししぼんさんの感想 · 2012年4月19日]

空色の革命
機能不全家族の斎木家のこの状態はずっと続くと思われたが、和音さんのお見合いを期に少しずつ変化していく。俊介の回想で描かれる父と母の出会いや誤解、家族の再生の物語。

殿様は空のお城に住んでいる、の秋吉田藩の子孫だと思うと不思議な気分になるなぁ。父ちゃんが結構好きだな。

オペラ座の怪人
くじびきでイギリス行きの航空券が当たった柚子さんはロレンス先生の里帰りに付き合い、彼の親友でオペラ歌手のハルやその生きたぬいぐるみ・ルドルフと出会う。史緒さんと和音さんもやって来て、五人＋1匹は楽しい休暇を過ごすが...やがて悲しい知らせが届く。

おハルさんの最後が切ないけれど、ほのぼのするお話。

夢だっていいじゃない
すっかり打ち解けた一臣と史緒さんの兄妹。しかし、デートの度につき合わされ、妹第一の兄が心配な史緒。お見合いで良い感じのお嬢様と出会い、兄も落ち着くと思ったけれど、相手が史緒さんをお邪魔虫扱いしたことで拒絶。ずっと離れていたから、妹を自分より大事にしてくれる人じゃないと彼はだめなのだ。
いつもお見合いで不遇をかこつ桜井敦子さま登場。

夢だっていいじゃないは本当に泣ける。兄が妹を思う気持ちが月明かりの夜の情景と共に心にじんとくる。

[P215Yさんの感想 · 2012年1月17日]

お嬢様学校に通う非お嬢様気質の生徒三人はお互いのネコっかぶりを抜きに親しくなる。学園ではアイドル的存在であるそれぞはけっこうふ抜けていて、忍たま乱太郎のお嬢様バージョンといった感じ。

[quatorzeさんの感想 · 2011年9月11日]

ついつい衝動買いしてきた。
表題作「笑う大天使」は1巻から続く名門女子高生誘拐事件の解決編。このサクサクした展開が好きです。

感動！（ハリウッド的効果音）ではなくて、あくまで淡々と。
残りの短編もそうだと思っていました。
裏切られました。良い意味で。

「空色の革命」に、ああ、少女マンガ…とうっとりし、「オペラ座の怪人」は、途中からわかっていたものの、きゅーんと胸を締め付けられ、そして、「夢だっていいじゃない」です。あ、やられた、と思いました。

夢だっていいじゃない。
このタイトルが、すごくいい味出してます。

[chocopermanさんの感想 · 2011年1月30日]

儚い系女子校モノかと思いきや、逞しいお嬢様たちの冒険モノでした。何回でも読み返したくなる名作です。何回読んでも面白いし、毎回余韻が残ります。

[sakumapさんの感想 · 2011年1月1日]

お嬢様連続誘拐事件の完結と、3人娘それぞれに焦点を当てた
短編3つ。で、本編はこの短編を読むための前段なんだよな。
何度読み返してもルドルフに泣かされるのは…どういうこったい(苦笑)。


【収録内容】
　笑う大天使
　空色の革命
　オペラ座の怪人
　夢だっていいじゃない
　＜解説＞赤木かん子

[糸宏さんの感想 · 2010年8月26日]

本棚から再読。

二巻はどの話も好き。そして切ない。

ロレンス先生の名前がいまいち覚えきれません。長いよ。
三人が別々の進路を志し、そして実現したことが最後の一ページでわかって、この三人はやっぱり常に自分が大切にするものがわかっているんだなぁ、と思った。凄いなぁ。
彼女たちの友情に依存性や駆け引きがないことが清々しい。

[一星さんの感想 · 2010年6月19日]

何とも不思議な少女漫画を描かれるカーラさん。その中でも断トツ、好きです。テディベアのルドルフの話は、思い出すだけで涙腺崩壊します。

[園也さんの感想 · 2010年6月2日]

オペラ座の怪人は名作。お嬢様たちの卒業が爽やかな感動を連れてくる。