笑う大天使 第2巻 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1996年9月1日発売)
4.11
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本棚登録 : 930
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883159

感想・レビュー・書評

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  • カバーデザイン/羽良多平吉&エディックス

  • 傷つけられた時に痛いって感じることができるのはね、健全だってことですよ。だって侮辱された時に痛いって感じるためにはいつも侮辱されてない、大事にされてる…だからいまは侮辱されたんだ…だから痛いんだって比較できなきゃダメなんだもの。(赤木かん子)

  • ※1~2巻の感想をまとめてこちらに。

    これは…ちょっと今までに読んだことのないジャンルの少女漫画。
    恋愛要素がまるでないので、ラブコメではない。
    じゃあコメディ一色かというと、物語後半のシリアス展開を考えるとそうとも言い切れない。
    …っていうか、話が支離滅裂な上に後半が雑すぎる!!笑

    あらすじ読んで、超人的パワーを得た少女たちが活躍する話だと思ったら、全然違うじゃんw
    まず力を獲得するまでがえらい長い!!なのに、その力は一事件を解決しただけであっさり消えてしまう。
    で、中盤以降三人の少女は何をしていたかというと…
    ①少女のうち一人がクローズアップされて物語が展開する。
    ②残りの二人は人んちの塀だのそこいら辺の茂みなどで、ひたすら大福を食らいながら状況を見守る。
    ③そして二人は、必要とあればキーパーソンに告げ口や助言をする。
    よもやよもや、すべてこの構成の繰り返し!!なんてこった!笑Σ(☉_☉ )

    でもまぁ、一人を掘り下げる話にはそれだけ深みが出て面白い。
    だからこそ結果じゃなくて、そこに至るまでの過程を最後まできっちり描いて欲しかったよ!!
    和音さんと俊介さんは何をきっかけに恋愛感情に至ったのか!?とか、
    柚子さんは、なぜ最終的に苦手だったロレンス先生と結婚したのか!とかさ~。
    …まぁ、史緒さんの場合は最後の説明以上に物語の展開のしようがないでしょうけれども。ヾ(;´▽`A

    大人になった彼女たちを見てみたかった気持ちもあったので、ラストが駆け足になっちゃったのは残念だったな~。

  • 10歳の娘が一巻をもらいハマり、購入。もともと持っていたので読み返す。いつ読んでも、いいなぁと思う。

  • 2019.7.7市立図書館(次女)
    (「川原泉は定期的に読みたくなる」という次女が、わたしが1巻を買って帰るのと前後して図書館に予約を入れてたのが回ってきた)
    本編の終盤+スピンオフ3本。なかでは、ロレンス先生の親友ベルンハルトとの出会いと別れ「オペラ座の怪人」が切ない。それにしても、主人公3人のうちふたりまでは身近な男性と結ばれ、史緒さんだけキャリア街道を突き進むシングルという最終着地点は雇用均等法時代っぽいともいえる。巻末解説は赤木かん子。
    →2019.8.3購入

  • *1巻2巻併せての感想です。

    *****

    この作品を読むまでの道のり。
    つじあやのさんのブログを読む。
    「映画の主題歌かぁ、『笑う大天使』??どんなのだろう…」
    映画の公式ページを拝見。
    「上野樹里ちゃんだ、予告編は」
     ・ 
     ・
     ・
    なんじゃ、こりゃ。
    めっっちゃコメディ??えー原作あるの??川原泉…あー、有名なひと(本当にとても有名な漫画家さん)やっていうんは知ってる…でも、古い少女漫画やから読み難いかも…。
    すごく、すごく偏見持ちの私。
    前言撤回。
    めちゃくちゃ面白いです。

    *****

    聖ミカエル学園。由緒正しき、まごう事なきお嬢さまのための学校といえる場所。
    そんな学校に3人の庶民が通っていた。
    普段は猫をひっかぶり、お嬢さまを演じていた彼女たちであったが、ある出来事をきっかけにお互いが庶民であることを知り…。

    *****

    最初の設定自体はまぁ、理解できる範囲だな、と思うんです。
    ほんとは庶民の子がおじょーさま学校へ。
    ただ、その後の展開がまさしく奇想天外(笑)
    えっ、えっ、そんなのアリ??
    文庫本2冊の間にそんなつっこみが幾度か入る。
    アリなんです。そういう強気の姿勢が見える流れ。
    マンガはそれくらいの勢いがあってこそですよね。フィクションなんやから何でもアリなのだ。
    でも、無茶苦茶派手なぶっ飛びではないのに、このインパクトは何でしょう。
    私はいたくお気に入りとなりました。

  • 長編1つ(「笑う大天使」)と、短編3つ(「空色の革命」「オペラ座の怪人」「夢だっていいじゃない」)からなる。文庫では全2巻。スーパーナチュラル要素有り。すべて素晴らしいが、なかでも、オペラ座の怪人」の「その電話に出るんじゃない!」に心打たれる。

  • とてもよかった。知識は人を自由にする。軽やかに生きるんだ、人間よ。

  • 図書館で借りて読み。

    三人それぞれの恋愛模様のような、兄妹愛のようなものが展開する最終巻。さわやかで面白かった。

    最後の三人の卒業後の経歴を読んで、みんな「らしい」なあ。とほほえましい気持ちになった。

  • 1巻を読んでいて、なかなか読みづらい作品だなぁと思っていたけど、この巻で超展開。面白い終わり方だった。
    短編がどれも良くて、最後柚子と和音の結婚相手に納得だし、史緒がお兄さんと仲良く暮らしているようで安心しました。

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