フロイト1/2 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社
3.78
  • (113)
  • (69)
  • (178)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 846
感想 : 46
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883166

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 松丸本舗でポツンと並んでいるのを見かけて、久々に。
    フロイトさんが語り手で、"夢の共有"を題材にした物語、、

    なんて言うと堅いですが、肩の力を抜いて読めます。
    初めて読んだのは20年以上前ですが、どこか哲学的なのは相変わらず。

  • まんが

  • 待合室で読む漫画の面白さったら…

  • 川原泉の初期作品集。
    表題作はそうでもないが、まだストーリーも台詞回しもあまり洗練されておらず。
    川原泉らしさは何となくあるものの、どことなく大島弓子っぽい感じもする。
    後の作風より、いわゆる「正統派少女漫画」に頑張って寄せてる感じ。

  • 精神分析学、深層心理学の創始者であるフロイト。死して魂だけの存在となった彼は、何故か夢の提灯を売る「風呂糸屋」として彷徨っていた。人種や国境を越え日本の小田原にやってきたフロイトは、客としてやってきた青年と少女に1組の提灯を10円で売却する。訳あって東の提灯を青年が、西の提灯を少女が別々に持ち帰ることに。この提灯が後に二人を引き合わせるものになると知らずに──。表題作のほか初期作を収録した短編集。
    佐々木丸美さんのオフ会でオススメされ読了。川原泉さんの作品はいくつか読んでいましたが、彼女がマルミスト(佐々木丸美さんのファン)だとは全く意識していなかったので、紹介された時は驚いた。そしていざ本作を読み、マルミストでなければ説明のつかない2つの類似点に喜びを隠せない。一つ目は作中で重要な要素である提灯。少女が提灯を使い夢を経由して青年を救う場面は、『水に描かれた館』の幼少期の千波が海で遭難した恭介を救う場面とまるで同じだった。二つ目は少女の実父の名前。滝杷祐一という名だが、『雪の断章』の主人公の相手役の滝杷祐也と一字違いである。しかも滝杷祐一は出世のため重役の娘と結婚していて、佐々木丸美さんの作品全体に関わる会社の継承権争いを彷彿させる。マルミストなら是非と勧められるのも強く頷ける作品だった。出会えて良かった。川原泉さんの作品を追っかけしようと思う。

  • テーマが難しい、理解しにくくてよくわからないや。

  •  夢の取り扱い方が好き。それから、過去の短編が多く収録されていてびっくりするw

  • ユング・フロイト氏のお名前をこちらで知りました。
    河原氏の漫画は、漫画であって漫画でない。
    下手な小説より読み甲斐があり、変な辞書よりよっぽど為になります。
    情報量ハンパ無い。。え?わたしの頭が弱いせい?

  • 素晴らしき川原わーるど。
    なんかタテマエには「川原泉的不思議哲学世界」なんて書いてあるけど、全然哲学なんかじゃない。
    つまり、楽しくわいわい、明るく前向きに、みたいな社会の風潮から外れてる人の日常のファンタジーを書いただけなんだな。
    このマンガが出たのは1996年。今でこそロハスとかスローライフとか、ずいぶん市民権を得たけど、そういうのがまだ珍しかった頃のマンガだから、新鮮だったのだ。逆にいえば、今読むとすごくしっくりくるお話なんだよねぇ。

  • 表題作の『フロイト1/2』は、夢とは何だろう…ということを主題にした川原さんの代表作の1つでとっても素晴らしいです。
    彼女のギャグも最高!
    …なんだけど、一緒に収録されている他の作品(すべて初期のもの)はかなりイマイチ。
    漫画家さんも努力と経験で花開くんだなぁ…と思わせてくれた1冊でした。
    『フロイト~』は☆5つだけど、他との総合で☆3つね(笑)

全46件中 1 - 10件を表示

川原泉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×