フロイト1/2 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883166

感想・レビュー・書評

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  • 切ないけど温かい。

  • 表題作と、初期作品の短編集。

    皆さんご存知、精神分析学・深層心理学の本家本元フロイトじいさん。
    死んで時間も空間も越えた、魂だけの存在になったフロイトは・・・。日本の伝統、提灯の魅力に引き込まれ・・・。

    小田原城で自前の手作り提灯売ってるんだよ~ん。
    っていう、いかにもふざけた設定ですが、本当に良い話で泣けるんです、これが。

    表題作以外には「たじろぎの因数分解」、「真実のツベルクリン反応」、「メロウ・イエロー・バナナムーン」等々。

    僕は「花にうずもれて」が好きですね。

  • たじろぎの因数分解…デビュー作とは思えない!さすが川原教授。「たじろぎの因数分解」なんて題名、普通デビュー作で出てこない。題名聞いてどんなストーリーか想像がつく人がいるだろうか。川原作品はどれも読んだ後、何とも幸せな気持ちになる。デビューからそれは変わらない。

  • この作品に出会わなかったら川原泉を知らなかった。
    たじろぎの因数分解も好きだなあ。

  • 2010年4月16日購入。

  • 10年前に、「東」「西」と書かれた小田原提灯を買った少女と青年。
    それっきり別々の生活を送っていた二人が、ひょんなことから再会すると、2人は同じ夢を見るようになる。

    ・・・ってかくとものすごぉくロマンチックな雰囲気ですが、そこはカーラ教授風味が足されて、コメディ&哲学的な物語が繰り広げらる表題作。

    短編集なので、デビュー作「たじろぎの因数分解」(数学少女マンガ!こんなのでデビューするか?)も収録。
    私が好きなのは感情を表に出すと花を出してしまう特異体質の少女の初恋を描く「花にうずもれて」です。

  • 心理描写や設定がいいものが多かった
    ーフロイト1/2
    ー花にうずもれて
    ージュリエット白書
    は好みだった

    「フロイト1/2」
    大人になってから再開する時に
    堤燈をせーので見せ合うシーンが良かった

    「たじろぎの因数分解」
    数学教師と生徒が兄弟になる話

    「悪魔を知るモノ」
    性格破綻者との恋愛モノ

    「真実のツベルクリン反応」
    ゆっくりとした男女の恋愛模様

    「花にうずもれて」
    感情が高ぶると花が湧き出してしまう体質から
    人前で笑わない女の子と
    それを笑わせようとする家庭教師のほのぼのした話

    「ジュリエット白書」
    学年トップを競う男の子の妹同士が親友で
    それぞれの妹と恋する話

  • 毎回絶対2回は泣いてしまう傑作「フロイト1/2」を始め、初期の短編が収録されています。個人的に「悪魔を知る者」は少女漫画界における鬼畜ヒーローの最高峰ではないかと…和馬様!!!

  • 川原泉さんはみんな大好きですが、あえて。

  • 夢を半分こするってどうなんでしょうね。

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