- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592883203
感想・レビュー・書評
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2019.8.24市立図書館(次女)
初の女性プロ野球チームメイプルズのお話の後半+短編「ヴァンデミール 葡萄月の反動」、事故で記憶を失ってこどもに戻ってしまった男性とその夏休みのお世話バイトを引き受けた女子高生の話。
山あり谷ありピンチを乗り越えてではあるものの全体としてはお気楽にのほほんと創設した年にリーグ優勝を達成してしまうという夢物語ではあるけれど、絵空言ともいい切れない真理を感じるおわりかたでよかった。
終盤で憑き物が落ちたように無欲になった広岡監督をみて立花社長が言った「優勝旗とか…俗っぽい名誉や功名心なんかよりもっと価値のあるもの」って、まぁ女の子ならではのしなやかさというのも大きいのだろうけれど、なによりきっと男女を超えて「好き」や「楽しい」という気持ち、そして監督(スタッフ)と選手との信頼関係があって選手一人一人が尊重され大切にされていることから1+1が2以上になるチームの状態なのだろう。野球チームの話だけれど、教室や企業も同じなんだろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あまりにホイホイ打てちゃったり、お嬢様学校卒業したばかりのたおやかな女子が一試合完投したりと色々突っ込みどころは満載なれど、川原泉ののほほんとした作風で「そんなこともあってもいいよねー」と読める。かどうかでこの作品の評価ってめっちゃ変わりそう。もちろん私はのほほん派ですので電子化の画質を除けば大絶賛です。なので☆4
でもラストこんなんだっけ??(^^;;
ヴァンデミエールの葡萄月(タイトルうろ覚え)も川原節でいいよねー。
もう川原泉全部揃えるしか…! -
20131106読了
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再々々読くらいかな?
好きなんですよね、川原作品。
ユルくて、面白くて、それでいて結構泣ける(コレ大事!)ってところが。
巻末の短編「ヴァンデミエール 葡萄月の反動」もいいですよ~ -
日本シリーズを見つつ。
ほんとに男女の体格の差がないよなぁ……と思ってしまう。
意図的なのか、そうではないのか。 -
しゅうこさんが、紘子さんに「こんなんで許しちゃだめだよ!」と言っていたのがよかった笑。仁科夫妻の馴れ初めが読みたいですねー。
あと蕗ちゃんが階段に座りこんでしまうのに泣いてしまった。うう、蕗ちゃーん!覚くんが迎えに行ってよかったよお。 -
感想はこちらでひとまとめ。
http://booklog.jp/users/ohsui/archives/1/4592883195
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