- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592883234
感想・レビュー・書評
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モー様の初期作品。今まで手を出さなかったのは、原作者のいる作品のためモー様色が薄いのかなという思い込みがあったため。でもなかなかにファンの多いこの作品、今更ながら購入してみた。いや、何で今まで読まなかったのか勿体なかった!と思うほどよかったです。初期ということもあり荒削りではあるけど、とにかくテンポがいい。くるくる変わるヒロインのカナの表情がかわいい。 60~70年ファッションが素敵。そして何より、お菓子が食べたくなる!
フランス菓子に魅せられたヒロインがお菓子修行をする、というざっくりしたあらすじしか知らなかったので、思いがけない展開にビックリしたものの、カナのど根性には感服。原作ありとは言っても、モー様カラーは存分に出されているなと感じた。ちょっとしたセリフの一つ一つにも表れている望都イズム。そして、リアル「ケーキケーキケーキ」なエピソードの、フランス菓子研究家・大森由紀子さんの解説も読みごたえあり。
描線の太さとコマの大きさも何となく敬遠してきた理由の一つだったが、コミック文庫だとむしろ読みやすく感じます。
同時収録「オーマイ ケセィラ セラ」、70年代モー様らしいラブコメディ。ポップでかわいらしい世界観が素敵だわ!ニールのホッケーシーンがカッッッコよくって痺れた。甘酸っぱい展開のストーリーもいいけど、斬新なコマ割り、ダイナミックで時にロマンティックなキャラの表情に魅せられました。
初期短編、味わい深い作品が多いなと再発見。 -
優れた芸術的センスをもつ二人の姉にくらべると取り柄のない塩崎家の三女カナは、お菓子が大好きな少女です。ある日彼女は、フランスからやってきたアルベールというパティシエの青年のつくるケーキの味に魅了され、彼を追ってフランスへとわたります。
ようやくのことでアルベールのいたケーキ店を発見したカナでしたが、アルベールは日本で交通事故に遭って亡くなっていたことが判明します。アルベールの父親のルイは、すっかり意気消沈してお菓子作りを辞めていましたが、カナは彼に頼み込んで弟子にしてもらい、お菓子作りに邁進します。
ほかに短編作品「オーマイケセィラセラ」が収録されています。こちらは、母親を亡くしたセィラ・マーリという少女が、ニール・アンダスンというスミレ色の目をした少年と出会う物語ですが、やや意外な結末が用意されています。けっして悪い作品ではないのですが、古典的な少女マンガのストーリーにのっとった「ケーキケーキケーキ」とは絵柄も内容もかなり異なっており、この二つの作品が一冊にまとめられているのには多少疑問を感じました。 -
なんで急にシリアスになるのだー。こわかった。もしかして、この頃から萩尾さんは読者を上手に裏切るようになったんだろうか?
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BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
http://harajukubookcafe.com/archives/370
本の中に登場するあの美味しそうな一品を
実際に再現してみよう!というこのコーナー。
第63回目に紹介されたのは、萩尾望都さんの「ケーキケーキケーキ」に登場する『ロム ウールー』。
―しっとりと口になじんで
ホロホロととけて
夢みたいにひろがっていくわ
音楽みたいに味のハーモニーがあるわ
あのお菓子はね、ロム ウール―っていうんですよ
原宿ブックカフェ公式サイト
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/ -
オーマイケセィラセラ!すてきなプレイガールに憧れます
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表題作他1編収録。
表題作は泣けます!
ストーリーは別の方ですが、
意外な展開で楽しめます。 -
原作あるからかいつもと少し違った気がした
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読んでるような気がするけれど自信ないから未読にしておこう。