ダリアの帯 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1999年6月1日発売)
4.08
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本棚登録 : 431
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・マンガ (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883579

感想・レビュー・書評

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  • 心の琴線に触れるというより、
    自分を構成する成分の何割かにゃ
    確実に大島エッセンスが染み込んでいたんだと確認。
    東西冷戦下の漠とした不安、
    世紀末、終末への期待と恐怖が色濃く反映したかのような
    「サマタイム」(1984年)など、秀逸。

  • あー苦しい。でも気持ちいい。読むたびに。

  • ふんわりとした絵柄なのに、
    大島弓子さんの漫画はドキリとするほど惨酷だ。
    でも大好きだ。

  • 「夢虫・未草(ゆめむし・ひつじぐさ)」
    父の浮気が原因で
    家族崩壊を向かえた一人っ子の女の子と
    浮気相手の息子の男の子が仲良くなるはなし
    話の展開は急展開気味だけど
    女の子と男の子の友情がちょっとほろ苦い

    「水枕羽枕」
    姉妹の依存関係の話
    姉が妹離れできていないケース
    まぁ好みじゃない

    「快速帆船」
    自分がなぜこんな格好をして
    生活しているのかわからない主人公
    医者と知り合って 色々なことに遭遇する
    見たことのある景色だと川を渡ると
    病院で意識がもどるという展開

    記憶喪失かと思いきや病気オチ

    「ノン・レガード」
    漫画家の主人公は宝くじが当たって軽い気持ちで
    老齢者ばかり住んでいるマンションの1室を3000万で買う

    管理費の高さや生活の違う老人達との暮らしに悩む
    ある老人の肖像画を頼まれ製作するもやり直しの連発
    さらにマンションの設備工事がはじまり
    お金が無く借金をしてどうしようもない状態に追い込まれ
    仕方なくマンションの便利屋に
    自分の部屋を売れば解決すると思うも離れられず
    そんな最中 肖像画を描いていた老人が亡くなり
    その老人の遺産を渡される5階全室と地権を手にした主人公

    掃除に時間がかかり漫画を書く時間が無い
    なんとなくハッピーエンド

    「ダリアの帯」
    衝動的に結婚した夫婦
    流産をきっかけに妻が精神を病んでしまう
    さびしさと愛情と依存関係が渦巻く
    なんか切ない話だった

  • この白泉社文庫の大島弓子のシリーズってのはどのくらい全てを網羅してるもので、どういう順に刊行されているのかは知らないけれど、この巻はもう大島弓子ワールドの真骨頂だわ。。。恐ろしい、こんな漫画を描く、この才能は何なんだ。。。どの作品も根底には似たものがある。けれど、その共通項がいくら手探りで探しても言葉にならない。荒唐無稽。夢のような話。いや、まさしく夢。御伽。(07/10/28)

  • 夢と現実の境みたいな短編の中で、戦争後の世界が舞台になっている『サマタイム』がSF的。

  • コマが滅裂。読み方が分からない。

  • 奇跡。

  • 穂村弘が、
    大島弓子のある時期の漫画は、まぶしすぎて読み返せない、
    と書いているのを読んで、わかる! と快哉を叫んだことがある。

    大きな家ではない。
    自然、一定期間ごとに本を売らなければならない。
    そのころの私は荒んでいて、自分への怒りや嫌悪を、小説や漫画や映画や音楽にぶつけてしまった。
    『綿の国星』もその被害に遭ってしまったのだ。
    あのとき確実に私の一部は死んだ。
    手放さずにはいられなかった本である。

    ……じゃがいもで作った犬みたいな顔をした男が何をか言わんや。
    好きと嫌い、好きと好きじゃない、嫌いと嫌いじゃない、
    生きていると死んでいる、生きていると死んでいない、死んでいると死んでいない、
    が濃密に圧縮された短編集。

    これを読んで、少しだけ生き返った気持ち。

  • 「コミック」を「本」に入れるのは好きではないのだけど、
    私にとって、手塚治虫と萩尾望都と大島弓子は十分な文学作品、いやもしかしたら超えるかもしれないと考えている。
    大島さんは、どれも好きで、『綿の国星』も大好き。
    けれど、この大島さん特有の、ギリギリで心を痛めて、永遠の少女性を持つファンタジーは、絶品である。
    昔読んだものや新しいものを、今読み返したいと思っている。
    私の永遠の宝物だ。

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著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大島弓子の作品

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