サバの夏が来た (白泉社文庫 お 1-15)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592887003

感想・レビュー・書評

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  • かの有名な「綿の国星」は読んでいないのですが、古本屋で見かけてつい買っちゃいましたw
    のんびり、まったり、ほんわかな感じの中にもさりげない鋭さがチラホラ。動物見るのは好きだけど、買うのは手間、と思っている私でさえ心惹かれるサバの愛しさ・・・猫好きさんにはたまらん感じなのでしょうねぇ(笑)

  • こんな風に猫を愛してみたい。
    猫飼いたい。

  • 大島弓子による、一匹目の猫のサバとの暮らしをマンガにした感じ。
    猫だけじゃなくて、近所の公園に捨てられたニワトリとかも出てくる。
    グーグーだって猫である、に比べると、猫を含めた生き物がもっと擬人化されていて、作者の想像がずっと投影されている感じ。何せ猫もニワトリも基本的に人の姿で出てきます。猫の飼い方も今の常識からは、かなり逸脱しているから、本当に猫大好き!猫大事にしたい!って人はイラっとくるかもしれません。私の場合は、こういう時代もあったのね、と思ったのみでしたが、それでも人間の食べ物をホイホイあげてるところを見て、ちょっとびっくりしました。でもむかしはこれが普通だったんだろうな。

    基本的に作者が猫を含めた人間の言葉を喋れない生き物を大事にしている視線のような物が伝わってきて、それがとても気持ち良かったです。


    サバ

  • 猫が飼いたくなる…

  • サバという猫と一緒に暮らす作者の大島さんのエッセイ集。
    大島さんが人間離れしているようで、じつは人間臭いと感じた。すぐウツになったりするところが特に。
    サバと大島さんがお互いにべったりでないところが惹かれる。
    サバはサバで世界があって、大島さんは大島さんで生活がある。情感豊かな物語の中に絆を感じる。

  • 猫好きなら必ず共感できると思います。サバに対する果てしない愛情に感動すら覚えます。

著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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