なずなよなずな (白泉社文庫 お 1-18)

著者 :
  • 白泉社
3.77
  • (18)
  • (13)
  • (28)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 155
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592887171

作品紹介・あらすじ

あの幻の名作がついに文庫になってよみがえった…!表題作のほか、『ロジオン ロマヌーイチ ラスコーリニコフ』『キララ星人応答せよ』の全3編を収録。心をふわっと解き放ってくれる、おすすめの一作。 2002年6月刊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラスコーリニコフ、鉄板。

  • 「なずなよ なずな」
    表紙からしてかわいい!
    初めて読んだのは小学生のころでしたが、そのときからはこべに夢中でした
    男の子なのにひらひらふりふりのネグリジェが似合うなんて...
    ももみたいな真面目なおんなのこかわいいです

    「ロジオン ロマーヌイチ ラスコーリニコフ」
    さいしょからさいごまでロジオンがきれいです わたしもモデルになってもらいたい...!
    おかしくなっていく(さいしょからおかしかったのかもしれないけど)さまがとてもきれい ポリフィーリィが言うところの「破滅」
    とちゅうでポーレンカとリードチカが着ていた、星がたくさんちりばめられたワンピースがかわいくてかわいくて
    こんなにドロドロした内容なのに惹きつけられるのは スヴィドリガイロフの存在がおおきいと思う
    流れるようにゆったりとした長いマント、白い額と黒い肩にかかるゆたかな巻き髪、長いまつげと薄いくちびる!
    わたしがルシウス・マルフォイをすきなのは、彼を彷彿とさせるからかも
    容姿も服装も似てます
    でもスヴィドリガイロフのほうがイイ声ですらすら喋るイメージ(ぺらぺらじゃなくて、適度な速さでゆるやかに)
    ルシウスはもっと低音でねっとりした喋り方...
    黒くて長いマントに包まれるドーニャはお花みたい
    どろどろした嵐のなかで、ドーニャとラズーミンのカップルは癒しですね

    「キララ星人応答せよ」
    最初の1ページ目が最高
    1ページ目でノックアウトされて、あとはふわふわ~っと読み進めそうになる
    そこでハッ!ととどまるのは、勝美お兄ちゃんのうつくしさ!
    そして勝美お兄ちゃんは うつくしいお姉ちゃんのよき弟であり...
    望くんのモヤモヤ、すごく共感します
    そこに飛び込んでくるのが、きらら星で...
    読後、というか最後の1ページの、胸にすうっと風がとおるような とおったあとにきらきらが残るような感覚がとてもすき
    最後のことばを聞いたまま、本を閉じたくなくなります
    勝美お兄ちゃんの炊事当番姿のうつくしさもずっと目の奥にのこります

  • いろいろなやんだけど、やっぱりいい。

  • まず、罪と罰を要約してくれたことに感謝!ラズミーヒンが想像通りすぎて笑った。
    3作目「キララ星人応答せよ」が一等好きです。(この言い回し一度つかってみたかった*)

  • ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ(罪と罰)が収録されているのだけど、漫画版で一番好き

  • 表題作は大島作品の中でも数少ない週間連載のもの。最終回を未読のまま何十年も経ってしまって。驚くほどのラストではないけれど、やはり落涙…。他「ロジオンロマーヌイチラスコーリニコフ(罪と罰)」「キララ星人応答せよ」が収録されています。

  • これ持ってなかった。注文済み。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大島弓子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×