- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592887980
感想・レビュー・書評
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オオカミ…の次に読んだ。
オオカミ…と比べて
ずっしり重めの内容で
面食らったけど
良かったです。
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昨日の「記憶鮮明」から、映画のような漫画の繋がりで、この作品をチョイス。
遠藤先生はデビューの頃からコミック買ってます。しっかり笑って、しっかり泣かせてくれるお話が大好きです♪
が、このお話しは笑いはかなり少なめ。ほぼないとこも。雑誌掲載当時はビックリしつつ、その読み応えのあるドラマに衝撃を受けました。
舞台は近未来。殺人用ヒューマノイド:ルークがメインがメインの話と、ルークの誕生までのお話しの大きく2つの話からなります。1話目も物騒な情勢の中の話ですが、個人的には2話目のがハードかつシリアスで、なおかつ泣けました。。・゜・(ノД`)・゜・。
この作品も映画を意識した感があり、実写版映画にできると思います。でもなったら、これは観に行けないかも…絶対泣く…(>_<)
【効能】遠藤先生、SF、泣ける映画やドラマ好きに効きます。ただし絵柄のレベルをどうこういう方にはオススメしません。
【副作用】もっと遠藤先生の骨太ドラマな話を読みたくもなります。でも、やっぱり笑いの要素の多い作品も好きだし…とジレンマになります。ヤマアラシ式に解決できるといいのですが。 -
何だか救われるような気持ちになれる。
色々と胸にくる言葉があった。 -
フィクション中の救いとはどういうものなのか。それは、どれ程どうにもできない手の届かない歯噛みするしかない出来事を描いていても、現実には見えないものを見せてくれるところなのではないか。現実にはない、ではなく、見えないものを。見えないだけでほんとうは、あるかもしれないものを。
遠藤淑子さんの物語はそんなものをたくさん見せてくれる。 -
はじめは、ホモの上官にクビにされた主人公が、「ルーク」という、古い人型ロボットを手にするところから始まり、二人で事件を解決する、という、こう書くとシンプルな内容。
でも、登場人物のセリフ一つ一つが映画のようで、とても詩的だ。読み返すたびにじんわりする。何気ないシーンでも心に突き刺さる。
空を眺めるだけで満たされたことを、忘れてしまう・・・実感として思い当たる人は、この世に何人いるだろう。
その人は、どんなつらい目にあったんだろう。
そして後半は、「ルーク」が作られることになった経緯について触れている。
これがまた。
これを読んだ後でまた前半に戻ると、あまりの深さに胸がいっぱいになる。
とにかく私のツボです。ストライクです。
最後のページを読んだ後、最初のページに戻ると「あっこいつ、あいつの××じゃん!!」と、素敵なことになったりするので、2度、3度と面白いです。 -
切なくて 何度も読み返してしまう