- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592887997
感想・レビュー・書評
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「雪語り春待ち」
儚くて切なかった。着物美人の魅力が素敵。
「モナリザ」
妹と悪魔の兄の掛け合いが笑える。ラストが好きな展開。
「スロップマンションにお帰り」
顔も知らない父に会いに渡英して会ったのはハーフの青年ツネ。バンシーへのキスがすごく色気があってドキドキする。なんで鶴の両親は離婚したんだろう?
「あじさいの庭」
昭和初期、幼い珠枝お嬢様と使用人の青年・友。これは涙なしで読めなかった。
「彼方からの手紙」
亡き兄からの手紙。兄妹ものっていいな。
「散らない花」
女子校もの。他者を受け入れない美少女とモテる黒髪美人。雰囲気がたまらなく好み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣いた。
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個人的に高尾先生は短編作品のほうが好きな作品が多く、物語の終わり方も余韻を感じられるものが多い気がします。
特にこの不思議図書館の短編はハッピーエンドとは言いづらいものが多いですが、それがいい。
最後の描き下ろしのページで其々の物語のその後が台詞なしで載っていますが、それで涙が止まらなくなりました。
多分ずっと手放すことはない本です。 -
心が温まる作品がたくさん。
モナリザとあじさいの庭、彼方からの手紙は泣きそうになっちゃったり…笑 やられました。
あとがきも素晴らしい。 -
「素顔の風景」「スロップマンションにお帰り」が好きだった。既読もあり。
なんというか、読むほどに味が出る作家さんだと思う。 -
高尾さんの作品を読んでいる時に感じるこの気持ちはまさに「愛おしい」ってことなんだと思う。
いわゆる少女漫画的な意味でのハッピーエンドを作中で迎える話はひとつもないんだけど(今後きっとそうなるんだろうなと想像できるものはあれど)、読後感は悪くなくて。
短い中でも心にやさしい何かを残していく、そんな物語たち。
「あじさいの庭」と「彼方からの手紙」が特に好き。 -
「あじさいの庭」がとても好き。
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せつなくなるような、でも読後感の良い短編が多かったです。
「不思議図書館」と「スロップマンションにおかえり」と「あじさいの庭」が好きでした☆ -
高尾さんの初期の短編集。
短い作品もしっかり印象に残る。絵は随分変化しているけどどちらも魅力的です。
「あとがきにかえて」も秀逸。
個人的に好きな作品は「素顔の風景」「あじさいの庭」 -
すでにコミックスで読んでる話も多いのだけど、やっぱり高尾滋先生の作品好きだなぁ…と思わせてくれる一冊でした。