不思議図書館: 高尾滋作品集 (白泉社文庫 た 8-3)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 682
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592887997

感想・レビュー・書評

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  • 「雪語り春待ち」
    儚くて切なかった。着物美人の魅力が素敵。

    「モナリザ」
    妹と悪魔の兄の掛け合いが笑える。ラストが好きな展開。

    「スロップマンションにお帰り」
    顔も知らない父に会いに渡英して会ったのはハーフの青年ツネ。バンシーへのキスがすごく色気があってドキドキする。なんで鶴の両親は離婚したんだろう?

    「あじさいの庭」
    昭和初期、幼い珠枝お嬢様と使用人の青年・友。これは涙なしで読めなかった。

    「彼方からの手紙」
    亡き兄からの手紙。兄妹ものっていいな。

    「散らない花」
    女子校もの。他者を受け入れない美少女とモテる黒髪美人。雰囲気がたまらなく好み。

  • 泣いた。

  • 個人的に高尾先生は短編作品のほうが好きな作品が多く、物語の終わり方も余韻を感じられるものが多い気がします。
    特にこの不思議図書館の短編はハッピーエンドとは言いづらいものが多いですが、それがいい。

    最後の描き下ろしのページで其々の物語のその後が台詞なしで載っていますが、それで涙が止まらなくなりました。

    多分ずっと手放すことはない本です。

  • 心が温まる作品がたくさん。
    モナリザとあじさいの庭、彼方からの手紙は泣きそうになっちゃったり…笑 やられました。
    あとがきも素晴らしい。

  • 「素顔の風景」「スロップマンションにお帰り」が好きだった。既読もあり。
    なんというか、読むほどに味が出る作家さんだと思う。

  • 高尾さんの作品を読んでいる時に感じるこの気持ちはまさに「愛おしい」ってことなんだと思う。

    いわゆる少女漫画的な意味でのハッピーエンドを作中で迎える話はひとつもないんだけど(今後きっとそうなるんだろうなと想像できるものはあれど)、読後感は悪くなくて。
    短い中でも心にやさしい何かを残していく、そんな物語たち。

    「あじさいの庭」と「彼方からの手紙」が特に好き。

  • 「あじさいの庭」がとても好き。

  • せつなくなるような、でも読後感の良い短編が多かったです。
    「不思議図書館」と「スロップマンションにおかえり」と「あじさいの庭」が好きでした☆

  • 高尾さんの初期の短編集。
    短い作品もしっかり印象に残る。絵は随分変化しているけどどちらも魅力的です。
    「あとがきにかえて」も秀逸。

    個人的に好きな作品は「素顔の風景」「あじさいの庭」

  • すでにコミックスで読んでる話も多いのだけど、やっぱり高尾滋先生の作品好きだなぁ…と思わせてくれる一冊でした。

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